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くすぐり苛め、統合編











「きゃあっっ!」
「ねえ、あんた何声出してんのよ。誰かに助けでも求めてるの? ねえッ!!」
「ち、違います! た、只、倒されて少し痛かっただけで……」
「少し痛いだけなら我慢すればいいだけの話でしょ! あんた、それでも私たちと同じ女? 少し倒れたくらいで喚いて」
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい……」
「…………、そんなに謝るなら、それ相応の誠意を見せてもらうわ。ねえ、誰かこいつの両腕を持って立たせて」
「「は、はい」」
「立つ? 誠意? な、何をっっあ!」
「声はもう出さないんだよねぇ? 私たちが例えどんなことをしても、あんたは声を出さないってさっき言ったよね? なら、これで声を出さなかったら、本当の事だと思ってあげる。その代わり、声を出したら、どうなるかは……」
「は、はい……。分かってます」
「言ったわね? なら、見せてもらおうじゃない、あんたの誠意を」


太陽が恨めしく思うぐらいに暑い夏。ここは、どこにでもある学校。放課後、その学校の校舎の、人目につかない階段付近で繰り広げられていたのは、どこにでもある風景。
 強者が弱者の上に立ち、弱者を思いのままにする行為。即ち虐めである。
 現在、その虐めの対象になっているのは、この高校の二年生で、物静かで気弱な少女、ミユだった。
 後ろは背中の中間ぐらいまで伸ばし、前は目にちょっと掛かるぐらいの黒髪に、シュッと伸ばされた細い眉毛。パッチリとしつつ、どこかあどけなさを残す瞳。スッと伸びた鼻筋に、ふっくらとした唇。そのどれもが、彼女の整った顔立ちをさらに際立たせ、可愛いという表現を確固たる物にする
 身長は、その年の女子の平均身長とほぼ同じだが、体つきは、その身長にしては豊満である。
制服もキッチリと着こなし、駅などにある学校紹介の写真に載せれるような典型的な優等生、それが彼女だった。
しかし、それを良しと思わない人間もいる。面白くないと考える人も存在する。
学校とはそういうものだ。四十人近くの人が、一つの部屋に閉じ込められるのだ、中にはお互い相容れない人が出来てもおかしくはないだろう。
只、ミユにとって不幸だったのが、彼女を嫌った人物が、社会的にも、人間的にも力をもった人種であった事と、その彼女が多数の人物、所謂女友達に、ミユを虐めようと提案をし、賛成されてしまった事であった。
 以来、ミユは虐められた。水を掛けられたり、閉じ込められたり、人目の付かないところで下着姿にならされたりと色々された。そして、虐められる度、辱めにあう度に、誰にも見つからないどこかの場所で、一人泣いていた。
 彼女に、親に知らせるという選択はなかった。心配を掛けたくなかったし、それ以降の学校生活に支障をきたすかもしれない思ったからだ。今現在が支障をきたしているというのに。
 だから、彼女は耐え続けた。いつか彼女たちが、自分を虐めるのに飽きるまで、耐え続けようと決めた。それが、気弱な彼女なりの、強い強い、決断だった。
 その心持ちが、さらに彼女への虐めを助長させる事にも、気づかずに。
 


「ひぐっくっくくくくくくっ! ぷっふふふふっうふぅうふふっっふひひひひ!!」
 そして時間は冒頭に戻る。ミユを虐める中心人物、カナの取り巻きによって、ミユは、階段付近で強引に腕を捕まれ、立たされた後、腕を広げられた状態でカナと他数名によるくすぐりを受けていた。
「うっぐぐぐぅ!! ふっふふふふふふふっっんん~~~~~! くすぐっったい~っ!」
 それは、くすぐりに弱いミユにとって、この上なく辛いものであった。声に出すなと言われ、必死に耐えているが、それも長くは続きそうには無かった。
「ふふふふふっふふふ~~~!! うぅっくう~~っくっくくっくくくくくく!!」
「アハハっ! こいつ、目に涙を浮かべて耐えてやがんの! 超楽しい~」
「ふぅ~~~っっんふふっ、ひふぅうう!! あはっひひっひひひっくすくすっくううううう!!」
 取り巻きの一人が、ケラケラ笑いながらバカにしている風な事を言いながらミユの体、防御できない腹部をくすぐる。
「あふぅ~~~っふふっふふふううふうふふふふ!! くぅああっや、やめぇ」
 もぞもぞと、ブラウスの上から送り込まれる妖しい刺激に、整った眉を歪めながら、体中から吹き上がる笑いの衝動を必死で抑える。
「ふひゅっっうくくくくくくっくくくくく!! やっっふあっはふふふふふふふう!!」
 指を立てて、臍の周辺をくすぐられるミユは、その豊満な体を揺すり、身悶える。
「あふぅ~~~っっ。んあっんっくぅ~~~~っっ! ふっふふふふふっふふっふうぅ~~! ぁぁんっ くっくるしっひひっひっひひいぃ~~っ」
 腕をなんとか自由にできないかと全力で引っ張るも、両手で一本の腕を押さえている取り巻きの力には適わず、逆に反抗を示したと捉えられ、腹部をくすぐる手が早くなる。
「うっくっっぷぷぷっっふひひひひひひっっ!! くぁっふぁっあひひひいひいい!」
 腹部から襲い掛かる強くなったくすぐったい刺激に、さっきよりも身悶えが激しくなる。
「あふぅううっふふふふっひひっひひひひひいぃいっっ! あはっあははっっ! つ、強いぃぃ~~~。 くはっくふっふふぅう~~~~~!!」
「ねえ、声を出すなって、カナが言ってたじゃん。今、声を出してなかった~?」
 そう言い出した取り巻きの一人に、ミユは、笑いたい感情を決死に押し殺しながら、声を出してない意思表現を送る。
「ちぅっちがっふっふふぅううっくはっあふぅううう……。出して、いま、せんん~~~~」
 自由な足をじたばたさせながら、必死に大声を出していない事を、相手に示そうとミユは頑張った。
「……ふ~ん、けどさぁ、そんなに足ばたばたさせながら言っても、説得力ないの!!」
 そう言うと、取り巻きの一人は、暴れてるミユの膝を後ろから両手で押さえつけ足の行動を大きく制限させた。
「やっ!? んっんふふっんふふふふっ! くふぅぅううううう! なっなに、ぷっっくひひひひひひひひっっ! なにぉっ?」
ミユの設問には答えず、足を掴んだ女は、別の取り巻きに目で合図を送った。動けなくした足をくすぐれと。
「ふぁっっあふふふふっふふふ!! くぁっぃひひいっひひひいひひひっっ! ず、ずるっぷっぷぷぷぷぷぅううっっ。やぁっやぁ~~ぁぁ」
 そして、合図の後、程なく取り巻きの一人が、動かすことが困難になった足の太ももをスカート越しに両手を使ってくすぐり始めた。
「いやぁ~~~っっ。そ、れ、はぁぁあっくはぁっあふっふふふふふふっふふふ! くくぅ~~~~~~!! いやぁ~~……」
 太ももという、普段誰にも触れることの無い敏感な箇所を、くすぐったい手つきでくすぐりを受ける。それは、彼女にとって、笑わずにはいられない刺激だった。
「はふぅっふっふふふふうっふふふふうふうふふふふふ!! やぁ~~っ、くすぐったいっっ! いひゃぁぁぁ……」
 おまけに、現在彼女は足をほぼ動かせない状況にあった。それにより、彼女は太ももへの責めを甘んじて受けなければならなくなってしまった。
「ふぁぁ~~っ んっくっくくくくくくぅぅううっ!! んんんんっっくひひひひひひっひひひひひ! ゆびぃ~、うごかさないでぇぇ……」
 太ももをくすぐっていた女は、服越しでも、太ももがピクピクと震えているのを触感で感じていた。そのまま女は、ミユに声を出させようと、指を太ももから、下へ下へと降ろしていく。
「きっっ!? きはっっ!くひゃっ! あひぃぃ…………、やめぇ、それやめぇっきっきくぅぅ……んはっんひひひひいひひひひひひっ」
 片方の足には、指を五本足につけたまま動かさず、腕の力だけで降ろしていき、もう片方の足は、指をクモの足に見立てて、指の力だけで降ろしていく。
「あふふふふふふぅぅぅぅ。くはっふぁぁっくくくっくくっくくくくくく! んんんんん~~~~~~~!!」
 一方からは絶え間なく続くなぞられる感触。もう一方からは断続的に続く肌が弱く押し込まれる感触。二つの織り成す刺激は、彼女の足の力を抜き、ガクガクと震わせながら、喉からは行の声を漏らそうとする。 
「ひゃは! っあふふっふふふふふぅぅうう! やぁ~~~、足がっあしがぁぁぁ~~~っっくすっくすぅうふっふふふふふふうふふふふふふ! くすぐったいよぉ~~~」
 高い声で、小さく悶えるミユ。その姿は、これ以上なく扇情的であった。それが、さらにカナの怒りを募らせる。
「ミナ、こいつのわき腹をくすぐりなさい。徹底的に、本気で」
 怒気を含んだ声で、カナは取り巻きの一人に命令した。それを聞いたミナは、はいよ。とその命令を待ち望んでいたかのように、わき腹へと指を差し向けた。
「くふっうふふふふふっふっ! まっ今、そんな所、くひぃっくすぐられたらぁっっ! わらっちゃうっふっふふふふふっふふふっっ!!」
 腹部と足をくすぐられている今の状況でも、既にミユは限界だった。わき腹という、まず間違いなくくすぐったい場所を、腕を使えない状態でくすぐられでもしたら、耐えられないことは明白だった。
「やめぇっっやめっっ! っっくはっきはぁぁ~~~~~!! あっっやぁ~~~はひっひひいいひいひひひひひひひひっっ!! んひっひひひひひひひひぁ~~~~!!」
 取り巻きの一人、ミナは、腹部をくすぐっている女の邪魔にならないように後ろに移動し、ミユのくびれたわき腹を、両手で挟み込むようにしてくすぐり始めた。
「いはっあははっ! あふふふっふふふぅううっあひひっひひひひいひひっひひひひひ!! こんなのっ こんなっあふっふふふうふふふふふぅぅっ」
「こんなくすぐったいのっっ! 耐えられないよぉおっっ! あひっひひひひっっ! くっくっくくくうっくくくくくっっくはぁっはっはひひひひひひひ!! 止めて、くださいっひっひひいひひいぃ~~~」
「なにいってんのこいつ? 止める訳ないじゃん! ほら、もっと苦しめっっ! 笑え! キャハハハ!! 笑ったらお仕置きだけど~」
「そんなっそんっっぷっっひひひひひ! くふふっふふふふうふうふぅぅう~~~! ふぁぁぁ~~~っっ」
 取り巻きのその一言に、ミユ以外の全員にドッと笑いが巻き起こり、そのまま女は、わき腹をこちょこちょとくすぐり続け、ミユを虐め続ける
「あひひっひひひっっ!! ひっどっっいっひひひひひっひひひひひひ!! ひどいよぉぉっ! くくっくくくくっくくくくぅう!!」 
 女は、わき腹をこちょこちょと素早く指を動かしながら、彼女のわき腹を責め続ける。
「あっふふふふふっっふぁぁぁ~~~~!! だめぇええっっ!! あっくぁ~~っふぁっふぁっふぁぁぁ~~~!」
 その刺激に、遂に耐えられなくなったのか、ミユの口から、悲鳴とも取れる声が出てくる。
「あふぁあ~~~っっくはっあは~~~~~っっ。やっやっっや~~~~~~~!! ムリぃぃぃぃっっこれ以上はっこれ以上はぁぁぁ~~~!! ムリですぅうぅうう~~~~~!! ひひゃぁぁぁ~~~~っ!」
 わき腹をくすぐられる時間が数秒ずつ経つごとに、誰にでも分かるぐらいにミユの声の度量が大きくなっていく。 
「いひゃぁぁぁあ~~~っっ!! ダメェえええええ!! もうだめぇええええええっっ!! 笑ううう~~~~~っっ耐えられないよぉぉ~~~!! あひぃはぁぁ~~~! 笑っちゃう~~~~~~!!」
 そして、わき腹をくすぐる手が、こちょこちょから、揉むようなくすぐりに変わったとき、ミユの堤防は崩壊を迎えた。
「っっあっっくあぁっはふぁぁぁっっっ!! っっあははははははははははははははっはははははは!! くすぐったいいいいいっ!! くすぐったいですううっっ!! やめっっやぁっはっはっはっはっあははははははっあっはっははははははははははは!!」
「キャハハっっ遂に笑いやがったよ! ほらほらっもっと笑え!!」
「いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!! やっやぁ~はははははははははははははっっ!! あはっあははははっあはははははははははははははははは!! くすぐったいですううううう!!!」
わき腹を揉みくすぐっている女の手つきは、彼女が耐えうる事が出来るギリギリのラインを簡単に飛び越し、ミユに笑い声を上げさせた。
「わき腹がぁぁっあっはははあははははははは!! くすぐっくすぅううふふふふっひゃひゃひゃひゃひゃ!! そんなくすぐりしないでへぇっへへへへへへへへ!! 揉むようにくすぐらなっにゃはっにゃはははっはははははははははははは!!」
「笑いすぎて何言ってるかわかんな~い。ねえ、何て言ったの? 笑わずに教えてよ~」
「いひゃひゃひゃひゃっっあひゃひゃひゃはははっはははは!! ムリですぅう! 笑わずになんっんはははっはははははははは!! いひゃひゃひゃひゃ!! わき腹がくすぐったいひひっひひひひひひひひ!! くひゃぁははははははははははは!!」
「わき腹がくすぐった……なんて言ったの? くすぐったくない? へぇ~、偉そうな事言ってんじゃない!!」
 言いがかり。というか、分かってやっているんだろう。ミユが思っていることと真逆に、わき腹をくすぐっている女は、わき腹へのくすぐりを強くする。
「い、言ってない! そんな事言ってっっあ~ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! だっだめだめだめぇ~~~!! そんなに強く揉まないでよぉほほぁっはっはははははははっはは!! それっよわっははははははははははははははあはは!! 弱いからぁっはっはっはっははははははは!!」
「やるならぁっはっはははははは!! そこ、くすぐるならぁぁああ!! せめて、こちょこちょにしっっしひっひひひひひひひひひっひひゃひゃひゃひゃひゃ!! こちょこちょにしてぇぇええ!! 揉むのだけはやめっっやっやはぁははっはははははははははははは!!」
 グニュグニュとわき腹を揉み解される感触に、ミユはたまらず体を右へ左へと動かし、淫靡なダンスを踊りながら、喉から笑い声を吐き出し続ける。
「いひゃ~っはっはっはっはっははははははははははは!! グニグニイヤなのぉ~~~!! それだけはゆるしっへひゃはははっははははははははあ!! それだけはよしてえええっえへへへへへへへへへえへへひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 大声を出して笑うミユ、ここまで大きい声を出そうものなら、即座にだれか来そうな物だが、教師はおろか、生徒までここに来る気配はない。放課後だからといって、完全にいなくなるわけでもないのに、
「いひゃああっははっはっはははははははは!! わき腹くすぐったいいいいひひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! みゃひゃひゃひゃっははははははははははは!! 揉み揉みいやああはあっははっはははははははは」
 それは、カナの力であった。政治家、それも大物の娘である彼女は、脅し一つで、他人を黙らせられる。社会的、人間的地位の抹殺。それをちらつかせただけで、誰もここに近寄らなくなる。だから誰もここに来ない。ミユを好いているであろう者だっていくらかいるだろうに、誰も彼女の事を助けには来ない。
「ふひひっひひひゃひゃひゃひゃひゃっ!! っくぅああっはははははははははははは!! お願いぃいひひゃひゃひゃひゃ!! 揉むのだけは、グニグニするのだけはぁぁあっはははっははははは!!! かんべんっっしてくださぁああっはははっははははははははぃいいいいいいいっっ!!」 
「へぇ、それは良い事を聞いたわね」
 そう声を出したのは、今までミユの痴態を鑑賞していた、カナである。
「皆、聞いたわね、こいつ、揉まれるのが嫌いみたい。なら、やる事はわかってるわよね」
 カナの質問に、取り巻きは無言の頷きで返事を返した。
「うははははっははははははは!! いひゃひゃひゃひゃっっいやあっははっはははあははははははは!! 分からないでええっっ分からなくてっっいいっひひゃひゃはははっははははははは!! いいいよぉっあははははっあははははははは!!」
 わき腹だけでもくすぐったいのに、足や腹部からもこんな責めが来るのかと思うと、想像するだけでも彼女にくすぐったさが襲い掛かった。
「はひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! 揉まないでくださいぃい~~~!! こちょこちょはしてもっいひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! してもいいですからぁぁっはっはははははは!! 揉むのだけはっっやめひぇふははひっひひひひひひひひひひゃっはははははははははは!!!」
 くすぐった過ぎて、呂律も回らなくなってきているミユ。しかし、カナにとっては、それは最高の状況であった。虐める相手を手玉に取り、優越感に浸る。思わずカナの顔が綻んだ。
「止める訳ないでしょ。そんなに大声出しちゃって、同じ女として呆れるわ。そんな子には、罰が必要なのよ。とびっきりの、罰をね」
「しょんなほほっひっひゃっひぇへっへへへへへへへへへへ!! ふふぁあっははははははははははははあ!! くしゅぐっひゃいいいい!! くひゅぐっひゃいひょほっほぁはははっはははははははは!! ひゃへぇえっへへっへへへへへ!! いひゃ~~はっははははははは!!」
「それじゃ、始めるわよ。声を出してしまった、誠意を見せられなかったこいつの、お仕置きを」
 カナの宣言を聞いた取り巻き立ちは、ミユをくすぐる手を一旦止めた。腕と足の拘束はそのままであったが。
「あはははっっあは、はっはぁっ、はぁ、はぁっ」
 訳が分からなかった。カナはお仕置きをすると言ったのだ、しかし、体は拘束されたままだが、くすぐりから何故か解放された、この行動に全く理解できなかったがとにかく、ミユは休息を得たのだ。
 だが、それも数秒で終わりを迎えた。腕をつかんでいた取り巻きの二人が腕を真上にミユの腕を真上に上げさせたかと思うと、別の二人がミユの上着の裾を一気にずり上げる事によって。
「えっ? やっきゃぁああああああ!!」
 突然、ミユの視界が黒に染まった。ブラウスとシャツを捲り上げられたと分かったのは、視界が見えなくなったと思った数瞬後。ミユは、両手を一まとめに万歳の姿勢で一人の取り巻きに腕を捕まれ固定され、自分の服で視界を塞がれた状態になった。豊満な胸を隠す薄いピンクのブラだけが、彼女の上半身を覆う。
「いやぁぁぁっっ。こんなっはずか、しいよぉ」
 首から上を服で隠されつつも、しっかりと聞こえる声からは、羞恥の感情が混ざっていた。体をなんとか隠せないかと、モジモジと動かすさまは、なんとも人の嗜虐心を煽る。それは、ミユを虐めているカナ達も、例外ではない。
「アハハっ間抜けな格好! 何コイツ! 服首まで脱いじゃって、そんなにその体見せびらかしたいの? どんな変態女なのよ! とんだ淫乱じゃない」
 取り巻きの一人から発する声に、またもや全員に笑いが起こる。ミユは、その声を聞いて、ますます頬を赤く染める。
「あ~、なによがらせてんだか、そんなに見せびらかしたいなら、思う存分よがらせてやるよッ!!」
 そう強く言い放つと、女は、視界の見えないミユのスカートを捲り、適度に肉の付いた太ももを強く揉み始めた。
「いひゃっ!? きゃあああっははははははははははは!!! いやあああっはあああははははははははあ!!! やっっそれっっそれはぁあっはははははははははははは!! いやあああ~~~~~~」
 太ももから襲い掛かったくすぐりは、視界の見えない事も相まって、想像もつかないくすぐったさとなって、ミユの体を駆け巡った。
「もまっっもまああっはははははっははははははは!! もまないでっくださっひゃははあははははははっは!!! 揉むのはやあっやっっやぁあははっはははははははっはあははははは!!! よしてえええへっへへへへへへへへへっへ!!」
 一瞬も堪える事無く彼女は笑い声を噴出した。その甲高い可愛い声は服越しからでも声は充分に響き渡る。
「きゃああっはははっはははははっははははは!! スカートッッめくっちゃだめへぇえっへっへえへへへへへへ!! みえるうふっふふふふふふふふひゃひゃひゃ!! パンツ見えちゃううひひひひひひはっははははははっはははははははは!!」
 スカートが捲くられ、薄いピンクの下着が見えている事実に、恥ずかしさがこみ上げてくるも、すぐにくすぐったさによって上塗りされ、羞恥も長く続かない。
「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! 太ももくすぐったいよおおおお!! これ以上揉んじゃっだめええひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! だめだよぉおほほっほほほはっはっははははははははは!!」
 既に相当のくすぐったさが、ミユを襲っていたが、太ももをくすぐっていた手が、上に移動し、足の付け根を強烈に揉みはじめた。
「ふひゃ!? きゃあああっはははっははははははは!! やっやだやだやだ~~~~っっ!  やはっやはははっっやははははっやははははははははは!! やぁあああだああははっははははははははあはははははは!! それっいやああああっははははははは!!」
 足の付け根から送られてくる危険な感触は、今までのどの部位から送られてくる刺激よりも激しく、彼女の体を震わせ、喉から声を絞り出させる。
「いやっいやっいやああっはははははっはははははははは!! 揉まないでっていったのにひぃひひひっひひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! 言ったのっっやははっははっはははははははははは!! きゃああっはははははははははははっったえられないひひっいひひひひひひひっっひゃはははっははははははは!!」
 足の付け根は、同時に性感も刺激されそうなものだが、今のミユにとっては、ただただくすぐったいだけでしかなく、制服を脱がされ、視界を奪われ、白い肌が露わになり上は下着一枚となった状態で、ミユはその体に指から流し込まんとするくすぐったさを緩和しようと、僅かにしか動かせないながらも、その中で精一杯体を振らした。
 しかし、その動きに追随するように、付け根を揉む指は彼女の体を蹂躙した。
「くるしひひっいひひひひひ!! くるしいよおおほほほほははっはははははははははは!! やめひぇへへっへへへへへへへ!! やだああああっははははははははははははははははは!!」
 堪らずといった風に、悲鳴を上げるミユ。その姿に、カナは少しずつ何かが満たされていく感じがしていた。
「ミナ、こいつのその無防備にさらけ出された腋の下をくすぐりなさい。もちろん、マッサージのような揉み方で」
「あいよ。きひひったっぷりと苛めてやるよ」
「いやっいやはっはははははっははははは!! 来ないでへっへへっへへへへっへへへへへ!! 腋っくすぐらっはっははっはははははははは!! くすぐらないでっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 
 先の会話が、かすかに耳に届いていたのか、ミユは、誰かが自分の腋の下をくすぐりに来ようとしているのだと判断し、拒否の言葉を吐きながら、暗くて目が見えない状態ながらも、少しだけでもその責めからの不意打ちを和らげようと、意識を腋の下に向け、警戒心を高めた。これで、ほんの少しだが、くすぐったさが緩和する筈だと思っての行動だった。が、
「ふぁっぁっあああぁ~~~っっ!? っはっあはっあはははははっあははあはははははははははははははは!! わきひひひひひひひひひひッ! わきのはずじゃっわひゃひゃひゃはひゃひゃひゃひゃっはっははははははははは!!」
 取り巻き、ミナの指が触れたのは、散々警戒していた腋の下ではなく、無警戒だったわき腹。さっきまでとは違い、素肌の状態で、完全な不意打ちで襲った感覚に、段違いのくすぐったさが襲いかかる。
「うははっははっははははははは!! うそっうそつきぃぃぃいひっひひひひひひっひひひひひ!! 腋って言ったはははははははははははは!! 言ったのにぃ~~~にぁああっはっはははっはははははっははははははははははは!!」
「カナがあんたに本当の事、言う訳ないに決まってんだよ! わき腹を揉まれるのが、キクんだったよねぇ!?」
 そう言うと、ミナは、年頃な少女の括れたわき腹を、両手の細い指を持って、押し込み、捏ね回し、笑いのツボを刺激する。過敏なミユにとっては、地獄以外の何物でもない。指が動くたび、わき腹の皮膚が形を変え、そこから生まれるくすぐったさは、喉から悲鳴を押し出させる。
「ひゃはははっははははははははっっくぅあっあははははははははははははは!! キッキクぅうふふふっふふふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! キクからぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! ひゃめっひゃめへええへへへへっへへへへへへへ!!」
 自分が見えない場所から淡々と送り込まれるグニグニと揉みほぐされる感触に、ミユは文字通り踊らされ続ける。足の付け根とわき腹から脳へと伝えられるくすぐったさは、生半可な物ではなかった。
「くひひひひひひっっひひゃはっははははははははははは!! やだぁ~~~っ! もうやははっははっははははははははは!! あはははははははっやだぁああああッ!!」
 そして、足の付け根という女を呼び起こす箇所への責めは、壮絶なくすぐったさの中から、僅かに快感を見出す。そして、その兆候が、彼女の体にも現れ始めた。
「ん? はっははは! あはははははははッ!! おい、こいつの胸見てみなよ! なんか起ってるんですけど! 何こいつ何こいつ何こいつ! くすぐられて感じたわけ? ヤバ、超受けるんですけど~」
 下衆な笑いを出しながら、取り巻きの一人が、ミユの胸を指差した。そこには、薄いピンクのブラに隠されながらも、ピンっと主張している小さな突起が見えた。
 それを確認したカナ達は、全員がミユに対して罵倒をする。
 元来、くすぐったさと、快楽は、似たような領域である。性感帯に近い場所を散々揉み解されては、快楽を体が覚えるのも致し方ない事であったが、性の知識に疎いミユは、そんな事など知らず、ただただ指摘された恥ずかしさに、頬を赤くする。
「いひゃっはははははっははっはははっははははっははっはははは!! 見ないでぇえっへへへっへへへへへへへ!! そんなとこ、みないでぇ~~~~!! はずかっっしいっよぉ~~っほほほぁああっっきゃははははっははははははははは!!」
「なによこいつ! いやだいやだ叫んでたのは全部演技で、本当はくすぐったい事が気持ち良くて、実はもっとやって欲しかった訳!? うわ~、とんだ変態がこの学校にいたもんね」
「変態」
「きも」
「こんな奴、触りたくない~」
「触ったら、くすぐったく感じるから実は触って欲しかったり」
「そう言えばこいつ、こちょこちょしてって言ってなかった?」
「うえ~、あれってそういう意味だったんだ。マジきもい」
「もっとくすぐったらパンツも濡れてきたりすんの?」
「キャハハ、有り得る~」
「だから見ないでって言ったのかもよ、パンツ」
「うわ、最低」
「そんな変態、学校辞めちゃえばいいのに……」 
 カナの一言をきっかけに、取り巻き達が口々に好き勝手にいい始める。
「ちがっちがはははははっははっはははははは!! ちがうよぉっほっほほほほっっぁははははははっははっはははははははははは!!」
「へぇ~、どこが違うのかしら、言ってみなさいよ。くすぐられるのが楽しくて気持ちよくて堪らない学園一の変態さん」
 歌うように言葉を紡ぎながら、カナはミユへと近づいていく、勿論、ミユはカナが近づいている事には気づかない。
「くすぐられるのが、嬉しくて、腰を振っちゃうとってもエッチな学園一の変態さん」
 カナは、ゆっくりと両手を上げて、そこから生える十本の指をミユへと近づけていく。目的地は、無防備に晒されている。綺麗な脇の下。まず殆どの人が触れられたら反射的に腕を閉じてしまう所だが、今はその腕は天高く上げられている。つまり何の防護策も取れない状況。そんな脇の下に、カナは、接触まで残り数センチの所まで近づいたかと思ったら、一気に差を詰め、片方の脇を五本、もう片方を五本の指で、一斉にくすぐり出した。
「えひぃぃ~~っ!? ひゃっいひゃっっいひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっっだ、駄目~~~~っだめだっはっはっはっはっはっはっはははははははははははははははははははは!! 脇はだめぇええええっっやめてぇへへへへっへへへへへへへへへ!!」
 わき腹と足の付け根、そして、周りから聞こえる罵倒にしか意識を傾けていなかったミユにとって、突然脇の下をくすぐられるとは、夢にも思っていなかった。
「ぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃっっぎゃはははっははははははははは!! くすぐったいいい~~~~!! くすぐったいよ~~~おっほほおぁっはっははっはっはっははははははははははは!!」
 五本の指は、ミユの脇の下をゴソゴソと高速で這い回る。脇を守る衣服もなく、腕も下に下げれられない今において、それはとてつもないくすぐったさとなって、ミユの体を駆け巡る。
「いやははははははははははははっ!! ふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! やだっっはっはっははあははははははははは!! くすぐりはっくすぐりはぁぁぁっははははははははははははははは!!」
 脇を襲う指は、それぞれ指の腹を使って高速で轟いていたかと思うと、急に指の動きが遅くなったり、爪を立てて、ガリガリとくすぐる等を行い、偏った責めを決して与えなかった。 
「くすぐりやだっあはははははははははははははは!! こちょばいのっっやだああああっはっはっはっはははははははっははははははは!! ゆるしてへっえへへへへへへへっつへひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
「やだ? まだ嘘を付こうとか思ってんのあんた? もうバレてるのよ。こうするのが、気持ちいいんでしょ。こういうのが、一人エッチのネタになるんでしょ。楽しそうに笑って、嬉しそうに腰振ってるのが、いい証拠じゃない」
「だからっだからぁぁぁっはっははははっはっはははははは!! それは、ちっがははっはははははははははははは!! 違うの~~~っっひひひっひひっいひひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ふぁあああっはっははははは!! かっからだは、は、はんしゃ、てきにぃいいっひひははっははっはあっははははははは!!」
「反射的にエッチな事を求めて振っちゃうって? ハハッどこまで淫乱なのよアンタ。死んだほうがいいんじゃない?」
「くひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ふひゃあっっきゃははははははははははっはははははは!! 私ッ淫乱じゃっなはっははっははははははははははは!! ないよぉっほああはははっはははははははあっははははははははははは!!」
「乳首を起たせながら言って、説得力あると思ってんの? もう認めたら、私は体をくいすぐられるのが大好きなんだって。普通、くすぐられて乳首なんか起たないわよ。ここの皆は知っちゃったわよ? 目の前の女の子は、こうされるのが良いって」
 そう言い放つと、カナは、脇の下を、指を立ててくすぐっていたかと思うと、唐突に指の腹を、脇の下、その窪みへと押し付け始めた。それは、ミユがあれほど嫌だと言っていた。揉むように行うくすぐりであった。
「~~~~~ッ!? ッッあっっあはっっあはははははっははっはははははははははは!! ぎゃははっはははははあはははははははははは!! やめぇえええ! その動きっっやめえっへへへへへっひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 
 脇の下の窪みを、一本の指が。その周りを、四本の指が、皮膚を強く押し込んでいく。
「ムリっむりぃいいひひっひひゃひゃっはっはっはっはははははは!! ムリだよこんなのおおっほほほほほほほほほほ!! 脇の下っもまないでええへへへへっへへへへへへへへへ!! お願いだからああっはっははははははははははは!!!」
 絶叫。そう言っても良いほどの悲鳴がミユの口から迸り、校内を包み込む。だが、それでも誰かがここに来るなんて事はなく。ミユは歪んだ笑い声を出し続ける。
「脇ヤダっやだぁぁあっはっはあっはははははははははあははははははは!! 脇を揉まれるのやだぁぁあああっっひぎゃははははははははははははは!! 助けてったすふふふふひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 その充分すぎる身悶え方に、言い知れない気持ちよさを感じたカナは、さらによがらせようと、親指の腹を、彼女が脇の下の中でも最もくすぐったい部分である窪みに触れ、残りの四本を、肩の方へと手をやり、親指を最も肌に力強く押し付ける事が出来る体勢に移った。
 そして、カナは肩の方の四本の指に力を入れ、脇の下の窪みにあてがっている親指をグッと奥に押し込む。そして押し込まれる親指は、ブルブルと小刻みに震え、ミユの脇の下を大いに刺激する。
「ひぎぃ! っっぎゃぁぁっははははっははああははははははははははは!! やめっやめえええええっっそんな強いのっやめひぇへへへっへへへへへへへへへへ!!」
 脇の下から襲うその責めに、ミユは今まで以上の声を出して笑い悶える。苦しさから、腕を必死に動かそうとしても、天井に向かって上げられた腕はどうしても下げることが出来ず、脇の下から来るくすぐったさの奔流を受け続けてしまう。
「くるしっくるしぃぃっひひひひひっひひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! くっくすぐったああっひゃははははははははははは!! くすぐったいいいいいいい!! ダメっそこはああぁっくひぃぃ~~~~!! そこだけはやめてぇぇええっっへひゃははっははははははは!! お願いよぉぉぉっほはははっはっははははっはははっは!!」
「お願い? もっと気持ちよくして欲しいって? もっと揉んで欲しいって? 罰ゲームなのに、ボーナスゲームって訳? ふ~ん、なら、お望み通りやってあげるわ。皆、こいつを喜ばせて」
 取り巻きにとっては、楽しめる玩具を好きなようにしても良い宣言を、ミユにとっては、死んだ方がマシなのではないだろうかというぐらいな死刑宣告を、カナは放った。
 そして、今までミユを近くでニヤニヤ眺めていただけの取り巻きたちは、全員がミユの敏感な体へと、指を伸ばしていく。
「やっやめへへへへへへへぇ~~!! みんなっっこないでえええへっへへっひゃひゃひゃひゃはっはっははははははは!! そんなのっっされったらぁああっはっははははははははは!! 私、死ぬぅっ死んじゃううっふふふふっふふふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
「くすぐったいのが気持ち良すぎて死んじゃうって、キモ! やっぱりあんたキモいわ。そんな奴に、こんな事をしなきゃいけないなんて、まるで私達が罰を受けてるみたい。あんたの嬉しそうな顔なんて、見たくないのよ!」
 そんなカナのセリフを皮切りに、取り巻きたちの指が次々と彼女の体に触れ、皮膚を押し込み始めた。
「まっまって、おねがっっあ、あははっあはははははははははははは!! やだやだやだああああっははっはははははははははは!! もう、いやっははっはははははははは!! だれかったすったすけてっへひゃひゃひゃひゃっははははははははは!!」
 ミユの無駄肉のついてない腹部を、綺麗な臍を、スッと伸びた背中を、適度に肉のついた内股を、細いふくらはぎを、やわらかいお尻を、何十本もの指がくすぐり、ミユにとって耐えがたい刺激を送り込んでくる。
「ぎゃはははははははははははっっ!! ぎゃあああっははははははははっはははは!! くるしっくるふふふふふひゃひゃひゃひゃっははっはははは!! 死ぬ! しぬうううううっひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 歯を食い縛ろうにも、既にその段階をとうに飛び越えているくすぐったさは、ミユの口を塞ぐ事を許さず、その開けっぱなしの口からは、透明な液体が静かに流れ出す。
「ふぎゃははっはははははははははは!! ひぎゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ああっはははははははははははははははは!! そんなにいっぱいひひひひっひひ!! もまないでぇええっひゃひゃひゃっひゃひゃひゃ!! 」
 既にそれまでのくすぐりによって、喉が悲鳴を上げていたが、それすらも意に反さんかのように、次々と笑い声が強制的に絞り出させる。
「びゃははははっはははははははははは!! いやははははははっははははははははは!! くすっくすうっふっふふひゃひゃひゃひゃひゃ!! くすぐったいいいいいいいッ!!」
 眉毛は変形し、瞳は細く伸ばされ、その瞳からは涙が溢れ出ている。綺麗に整った端正な顔が、無理やり笑顔に歪められる。
「ひひゃはははははっははははははっっ!! うああっはははははははははっはははは!! やだああ!! そんなに沢山やだあああっっやはははははっはははははははははは!! くすぐったいよおおおおおおおッ!!」
 体が反射的にくすぐりから逃げようと、動かせない肢体をなんとか動かそうと、妖艶に見悶え続ける。しかし、無数の指の猛攻を掻い潜ることは出来ず、結局はくすぐりの洗礼を受け続けてしまう。
「あひっひひひっひひひぃいいっいひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! 体全部くすぐったいいいいい!! あやまるからっはははっははっははははははははは!! だからっもう、もうやめひぇへへへへへへっへへへへへ!!」
「あははっくすぐられて喜んでるよコイツ」
「ホント、キモすぎて逆に受けるわ~」
「見てよ、こいつのパンツちょっと濡れて来てる!」
「うそ~、うわマジじゃん~! 何コイツキモイ~」
「乳首もビンビンじゃん。まじでこいつ何なの?」
「変態じゃない? とびっきりの」
「くすぐられて感じる変態って、終わってんじゃんコイツ」
 アハハっとカナの取り巻きの見下すような声がミユの耳に届く。それに対して、講義をしようにも、くすぐったさが邪魔をして、反論出来ない。口から出てくるのは、悲壮な笑い声だけ。
「ぎゃはははははははははははははは!! くひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっっひははははははははははははははは!! あっっあああああっはははははっははははははははは!!」 


ミユへのくすぐり苛めは、あまりのくすぐったさに気絶するまで延々とくすぐられた。そして、その反応の良さから、これ以降のミユへの苛めは、くすぐりをメインにシフトしていく事になる。

ミユへの苛めは、一向に収まる気配はない。


翌日の昼休み、ミユはカナ達によって、体育館倉庫にある掃除用具のロッカーの中に閉じ込められていた。
 カナは、親からによる権力を使い、体育館倉庫に入るための鍵を先生から貰ったのだ。
ロッカーの中は、掃除用具で埋め尽くされて、かろうじて人一人が立って入れるぐらいの広さだった。
 ミユの衣服はロッカーに入れられる際に、純白の下着だけを残して全て取り巻き達みよって脱がされ、両手を布で後ろ手に縛られ、満足に動けない格好にされていた。
「あんたは、放課後までそのロッカーに入ってなさい。先生には、学校に嫌気が差したので早退したと言ってあげるから」
 ロッカーの外から、僅かにくぐもったカナの声がミユの耳に響く。
「お、おねがいです。ロッカーから出してください! そ、そんな事したら、単位が……」
「単位? 単位なんてどうでもいいじゃない。別になかったら死ぬわけでもないし」
「ど、どうでもよくないよ……。だから、ここから――」
「ああ、あんた暗い所が苦手なんだ。だからそんな事言って、ロッカーから出たかったんだ」 
 ミユの言葉を途中で遮り、自分の良いように解釈を進めたカナ。
「ち、違います! 怖くなんか、ないです……」
 が、カナの好き勝手に吐いた言葉は、意外にもミユの核心を突いてもいた。暗いところが苦手、夜寝る時は豆電球でも心細いと感じるミユにとって、明かりのない体育館倉庫。光の届かないロッカー。ミユの恐怖心を呼び起こすにはうってつけの状況だった。
「まあ安心したら。一人じゃ寂しいだろうと思って、お友達を連れてきてあげてるんだから」
「えっ?」
 カナの放った言葉に、ミユは困惑した。ロッカーは狭く、自分が入っただけで、既に大した動きが出来ない程だ。そんな所に、人がさらに入れるとは考えられなかったからだ。
 そして、自分の事を想ってくれる友達なんて、いないとも思ってたからだ。
「ほ~ら、そろそろ友達の挨拶が始まるんじゃない? 耳を澄まして聞いてみれば?」
 にわかには信じられなかった。だが、ひょっとしたら、ロッカーの中に既に誰か入っているのではないか、自分を思って、想ってくれる人がいて、掃除道具の中に埋もれながらも、自分のスペースを作って、入ってくれていたのではないか。そんな希望を、ミユは胸の内に抱いた。
 だから、彼女は急いで神経を尖らせ、ロッカーの中の音を拾い始めようとした。自分と相手の声で、聞こえなかったであろう声を、聞き取ろうとした。だが、彼女の耳に聞こえてきた音は、彼女が待っていた音などでは決してなかった。
「ゥ~~~~ン」
 ミユの耳が拾った音は、ある虫の羽音。聞きなれたその羽音を出した虫の正体、それは、蚊。
「ッ! い、いや!!」
 耳から響いた嫌悪感をしめす不協和音。その音を聞いた途端反射的に、ミユは耳を両手で塞ぎ、羽音を遮ろうとした。しかし、肝心の両手は、後ろ手に拘束されており、耳に蓋をする事が出来ず、聞きたくもない蚊の羽音を延々と聞き続けてしまう。
「あ~~っ! あ、あ~~~!! いや、いやぁぁぁ!! きらい、この音嫌い~~~!」
 体をモジモジと震わせようとするが、狭いロッカーの中では、満足に動くことが出来ず、ガンっと小気味良い音を立てながら、壁に体が当たるだけだった。
「挨拶を聞いたみたいね。私が連れてきたあんたのお友達、気に入ってくれた?」
「き、きにいらないよ~~~。こんなのっぁあッ! イヤッ! お、音が。だ、出してぇ~~。ここから出してえええ!!」
 一度気にし始めたら、羽音が絶え間なく、次から次へと耳へと流れ込んでくる。その度に、ミユの体は震え、口からは悲鳴をあげた。
「気に入らない? 確かに数匹じゃ気に入らないわよね。怖いわよね。でも安心して、そのロッカーの中にはお友達が何十匹もいるんだから、全然怖くないわよ。安心して放課後までいられるわね」
 そんな声が、ロッカーの中にこだました。
「――いや! そ、そんなに沢山っひあ! 出してください、蚊が、蚊が~!」
「……楽しんでるみたいね。挨拶が終わったら、お友達とのお遊戯の時間ね。楽しい楽しい、ダンスの時間」
「た、楽しんでなんか、ないです。だから、だから……ぁ、くっ」
 羽音に悩まされながらも、ここからの開放を願って必死にミユは嘆願し続けた。だが、それもそこまでだった。
 体中から、異常にムズムズとした痒みが襲ってきたのだ。その原因を、蚊が自分の血を吸ったのだと理解したときには、全身の皮膚から痒みが発生していた。
「あっあぁぁ……。体が、体がぁ~~。痒い、痒いよ~~~~!」
 次々と体内に伝わっていく痒み、その痒みを、なんとか逃がそうと、満足に動けない体をロッカーのあちこちに擦り付けてみるが、大した成果は得られなかった。
「それじゃあ、放課後に会いましょ。それまで、虫さんと遊んでなさい」
 吐き捨てるように言うと、カナは取り巻きたちを連れて、体育館倉庫を後にした、昼休み終了のチャイムが鳴ったのは、カナたちが出て行ったのと同時だった。
「まって、まってぇ~~。 いやぁ。こんなところに、放課後までいれないよぉ~~~!! 出してぇええっ痒い~~~~」
 大声を出して、引きとめようとするが、ミユの声は、既にカナ達には聞こえない。否、聞く気がない。故に、ミユの行動は何の意味ももたらさなかった。
「いやぁ~~~!! 暗いよぉ~~! 狭いよぉ~~! あっいやあああ!! 耳が気持ち悪い~~~!!痒くて、堪らない~~~~!!!」
 暗さが恐怖を呼び起こし、狭さがそれを助長する。耳に届く羽音がミユの体を暴れさせ、肌から感じる痒みがたまらなく理性を崩壊させようとする
「あっあ~~~~! 痒い、かゆいよおお~~~!! いやっいやぁぁぁあ!!」
 そうこうしている間にも、痒みは着実にミユの体を蝕んでいく。
「痒い~~~~~!! あっあっあああああああああっ!! 掻きたいのにい~~~~、腕がっ腕がっっくあ~~~~!!」
 二の腕から、肘から、腕から、耐えられない痒みが襲ってくる。今ここで腕が解放されたら、どれだけ天国を味わえるのか。そう思うも、腕を縛る布が緩む気配は一切ない。
「使えないよ~~~! 掻けないいいいい!! いやぁあああっ! んあっああぁ~~~~!! 痒いよぉ~~~!」
 腕をなんとか掻きたいところに持っていこうとするが、後ろ手に縛られた腕はどうやっても僅かにしか動かせず、ミユの絶望感を加速させる。
「ふぁっあっっくぅああああああ!! いやぁああああ!! かゆいかゆいいいいいい!! 体中が痒いよぉ~~~~」
 ロッカーの壁、箒、モップ等を利用して、なんとか掻けないかと模索するも、壁には油が塗られているのか、ツルツルと滑り、痒みを軽減させてくれず、箒やモップも大した効果は生み出せず、無作為に暴れるだけに終わる。
「やぁ~~~~。いやぁ~~~~! 痒いのやだぁああああっ! だれかっだれかあぁあああああああ!!」
 あまりの痒さに下着姿なのも忘れて、誰かに助けを求めてみるが、ここは体育館倉庫、今日の授業で体育館を使うクラスはない。 カナに鍵を渡した先生も、脅されてここに近づくことが出来ない。つまり、誰もここに来ることはないのだ。
「くぁぁ~~~! 痒い痒いかゆいいいいいいいいいい! 蚊がぁぁ! こんなのいやあああああああああ!!」
 ぷっくらとした、赤い斑点がミユの体を覆っていく。首、胸、お腹が、見る見る内に赤へと染まっていく。
「掻きたいのにいいいいいい、掻けないよぉぉ~~~~~!! この手じゃ、掻けないよぉ~~~。痒いのに、痒いのに~~~~~!」
 太ももが、膝が、ひざ裏が、ふくらはぎが、次々と赤く膨らんでいく。時間が経つたびに、痒みは急速的に強くなっていく。
「掻きたい~~~! やだっやだあああああああ! こんな痒いのっやだよ~~~~! くぁ~~~! 無理、耐えられない~~~!」
 既に最初の頃よりも何倍も痒みを訴えてくる肢体を、なんとか静めようと体をあちこちに擦り付けるが、痒みを抑える事は到底出来なかった。
「くぅあ! 耳がっ! いやぁぁ~~~、この音イヤ~~~~! 出してぇぇ、ここから出してぇ~~~~!」
 蚊の羽音が出す不快な音を延々に聞き続けなければならない地獄、体中から絶え間なく送られてくる壮絶な痒みに耐えなければならない地獄。その二つに、ミユはあと数時間近く付き合わなければいけなかった。
「掻きたいぃぃいいい!! 掻きたいよぉ~~~~~!! だめぇえ! もうだめぇぇ~~~!! 痒いのだめぇえええ!!」
 どれだけ助けを求めても、それを聞き届ける者はいない。今の彼女に出来ることは、痒みを軽減しようと、ロッカーの中で踊るだけ。不快音に合わせて、叫ぶだけ。それだけだった。


「………ぁ、ぁぁ……」
 ロッカーに閉じ込めれらて数時間が経過していた。体は既に全身が赤く染まっており、顔以外で白い肌を見つけること自体が、困難な状況にまでなっていた。そこから襲い来る痒みが、今もミユを襲っているが、彼女の喉は叫び続けて限界に達していたのか、そこから漏れ出るのは小さな喘ぎ声だけだった。
「か、ゆ、いぃ……。い、やぁ……」
 又、ミユは痒みのほかに尿意とも戦っていた。閉じ込められてからの数時間は、彼女の尿道を刺激するには充分な時間だった。
「うぅ……トイレ、行きたいよぉ……」
 そう力なく呟くが、それを達成することは、ミユには出来なかった。このまま、このまま誰も来なければ、彼女はロッカーの中で羞恥にまみれながら、小水を流してしまうだろう。
 だが、天は意外にも、彼女に味方した。
 バンっと音を立てて、彼女の入っているロッカーが突然開き、そこからシューっという音と共に白い粉塵のような何かが、ロッカーの中に撒き散らされた。
「――きゃ!」
 白い物が音を立てて飛んできたのが見えたと同時、ミユは条件反射的に目を閉じた。
 その白い粉塵のような物の正体は殺虫剤。ロッカーの中で充満するソレは、瞬く間にミユの血を吸った蚊を、悉く地面に落としていく。
 しばらくして、殺虫剤スプレーの照射が終わる。それから数秒の時間を置いて、ミユはゆっくりと閉じていた両目を開けた。
 ミユの視界に映ったのは、ミユを閉じ込めた張本人であるカナとその取り巻き十名弱。彼女達は、全員無言でミユの事を見つめている。
 何故彼女達がここに来たのか、そんな疑問をミユは持ったが、ここにきて、ミユはカナの台詞を思い出した。放課後になったら、出してあげると。
「(た、たすかったんだ。私)」
 ロッカーから出られる。そう思った途端、心の中を安堵が支配した。未だに全身は痒みを訴えており、尿意も主張を始めていたが、それも、あと少しで無くなる。そう思うミユの心は、自然と浮き足立っていた。
 だから、ミユは気づかなかった。疑問に思わなかった。何故カナ達が、一言も喋らないのかを。
 ミユがロッカーから出た時だった。唐突にカナの取り巻き数名が近づいてきたかと思うと、ミユの体をグイっと引っ張り、床に転がした。
「きゃあ!」
 訳も分からず床に転がされたミユは、小さく悲鳴をあげる。どうやら、喉の調子は元に戻ったらしい。ここ一時間は、ろくに喋らなかったからだろうと大まかに推測する。
 何とか起き上がろうとするが、手が使えない今の状況では、直ぐに起き上がる事が出来ずに、少し時間を要してしまう。そして、
「……よくもやってくれたわね」
 そんな怒気を含んだ声が、カナの口から聞こえてきた。
 思わず見上げると、その顔は赤く、憤怒している事が見て分かる程だった。だが、心なしか、羞恥で顔を染めているようにも見える。見ると、取り巻き達も自分をきつく睨みながらも、僅かに頬を染めていた。
「まさかあんたがあそこまで信頼されてるとは思わなかったわ。クソっあの男共! 人の体をあそこまで弄んで。まぁ、おかげで色々と扱いやすくなったし、あとでキッチリと報復もするけど」
 カナの言葉を聞いても、ミユには何の話なのか全く理解出来ない。まるでひとり言を聞いているかのような感じだった。
「まぁ、この話は終わりにするわ。今更言ってもどうしようもないし。でも、私達があそこまでやられたのは、あんたのせいなのよねぇ。なら、あんたの体でお返ししなくちゃね。私達の苦しみを少しでも味わって貰わなくちゃ、気が済まないし」
 言いながら、彼女と彼女の取り巻きたちが、徐々にミユへと近づいていく
 ミユはカナの話が全く読めなかったが、それでも分かった事が二つだけあった。それは、彼女達が自分を解放しに着た訳ではないということ。今から、彼女達の憂さ晴らしに、自分の体が使われるという事だった。
「いやっ! いやっ! 来ないで、来ないで下さい! 今、何かをされたら!」
 今、自分は尿意を感じている。そんな状況で、もし、もしくすぐりでもされようものなら、そう思うと、体は自然に後ずさりを始めてしまう。だが、それも直ぐに終わりを迎える。自分がたった数分前まで閉じ込められていたロッカー体がぶつかるという形で。
「いや、いやっ! いやあ!!」
「私達の恨みを、私達が受けた恥辱を、その体で、存分に思い知りなさい」
 カナの言葉が終わると同時、カナと取り巻き達の無数の腕が、後ろ手に拘束された彼女の体に殺到した。
「あっくぁっきゃあっははははあははははははっは!! やめてっやめてええええええ!! くすっくすぐったいいいい!! いやはははははははははは!! 今はやめてえっへへへへへひゃははははは!!」
 およそ二十本の腕、計百本にも及ぶ指から、全身にくすぐったさが送り込まれた。その凄まじい刺激にミユはくすぐったさと尿意を逃がそうと、スカートが捲くれるのも構わず、足をバタつかせて、必死に我慢しようとするが、満足に動けない状態では、ろくに逃げることも、耐えることも適わず、カナ達の言いように踊らされた。
「ひゃめええっっひゃめへぇへへへっへへへへっひゃひゃひゃひゃひゃ!! お願いぃ~~~! おねがっっひぎゃっやっやぁあっははははははっはははははは!!」
 女たちの指が自分の肌でダンスを踊る度、その若々しい肌がビクンと跳ねる。そして跳ねる毎に、股間への圧力は増していく。くすぐりによって、尿意を抑えようとする意識が分散されて、結果、段階的に彼女は股間の苦痛に悲鳴を上げていく。
「くひゃっはははははははははっは!! いやははっはははははははははは!! くすぐらないでぇ~~~!! 今はっっくひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! くすぐらないでえええええ!!」
 それでも、ミユは決してトイレに行きたいとは言わない。否、言えないのだ。言えば、
彼女たちは絶対に自分を逃がしはしない。羞恥の目に合わせるために、絶対にここから解放はしないだろう。そういう考えがあったからこそ、彼女はどれだけ苦しくても、トイレに行きたいとは言えなかった。
「ぐひゃひゃひゃひゃひゃっひゃははははははははははは!! くすぐったい~~~!! くるしっっくるしっひひひひひひひっひひひひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 だが、どれだけミユは耐え続けようとも、決して生理現象には抗えない。彼女が言いたくなくても、時間が経てばいずれは口に出してしまうのは明らかであり、そうなると決してカナ達も見逃しはしないだろう。だから、ミユがやっているのは、無駄な抵抗なのだ。今白状すれば、少なくとも尿意の苦しみからは、解放されるのに、それを良しとしないミユは、必死に勝ち目のない戦いを続けた。
「ふひひひひっひひひ!! ひゃっははははっははははっはは!! ダメっもうだめえええええ!! あっあああっひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
「離してっっ少しだけでもいいからあっぁっははははははっははははは!! トイレにっトイレにいかせてええっへへへへっ! 行かせてくださぃいい~~~っくあっははははははははは!!」 
 それでも、ミユは所詮年頃の女の子である。くすぐりという拷問のような責めに耐えながら尿意を我慢する事など出来ず、自分の欲求を満たそうと、相手に懇願をし始めるのに時間を要さなかったのも無理はない。
 そして、それをそのまま了承する事を、カナ達は絶対にしない。
「にゃははっははははははははは!! ぷふはっあはははははははははっははははは!! やだぁあ~~!! もうやぁああっはっははははははははははははは!!」
 首を激しく振り回し、僅かに動かせる胴体を必死に揺らせ、ピンクのショーツが見えるぐらい足を滅茶苦茶に動かして、くすぐりの刺激を和らげようと模索するが、指の数は膨大で、どれだけ身を捩っても、僅かに数本狙いを逸らせるだけに留まり、その刺激は大して変わりを見せなかった。
「やめてぇえ~~~っっひひゃはははははははははは!!! もうやめっっやっっっやはははははははははははははは!! やぁぁっはははははははははははっは!!」
「こいつ、本当にくすぐったいのが好きみたいね。ほら、脇の下、守ってないし」
 そう言い放つ取り巻きの手は、後ろ手に拘束されて自由に閉じれなくなった脇の下へと指を滑り込ませ、思うがままにくすぐり始めた。
「くぁあっふひゃはははっははっはははははははははは!! わきっわきぃぃっっやああっっははははっははははははははは!! いや! いや! いやはははっはっはっははははあはははっはははははは!! やめええええ!!」
 指はモゾモゾと脇の下をくすぐっていたかと思うと、指の腹でグリグリと押し込んだり、爪で引っ掻くようにくすぐったりと、巧みに趣向を変えてくすぐり続ける。
 その度に、ミユはあまりのくすぐったさから脇を閉じようとするが、拘束された手は、それを許さず、女の指の進入を許し続け、くすぐったさを緩和することが出来ずに、ひたすら笑い悶える事しか許されなかった。
「くすぐったいいいいい!! だめっやめてえええっへひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! くぁぁあっああはっはははっはははははははははは!! きっきくぅうううふふっふひひひっひゃははっははははははははは!! やっやっっやぁああっあはっあははははっあはははははははははははは!! ぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  
「おっぱいこんなに揺らして、自慢してんの? そんなに見せびらかしたいんなら、お望みどおりしてやるよ!」
 一種の妬みの感情を込めて言い放つ取り巻きの一人は、彼女の豊満な胸を覆い隠していたブラを剥ぎ取り、露になった胸を指でくすぐり始めた。
「っきゃぁああああああ!? やっっやぁぁあっはっはぁぁぁあ! ふひゃははっははっはははっは! くっふぁぁぁぁぁ!!」
 上乳を軽く摘んだり、下乳をくすぐったり、それにより主張を始めた先端の突起を転がすように弄ったりする等して、ミユを苦しめ始める。
「そんなのっそんなぁぁはははははっははひゃぁぁあっはふうぁぁ! やめっくふぅぅあああっっひひゃははっはははっははっはははははは」
 ある指は、ミユの白い綺麗な背中をコソコソと這い回った。それは、蚊にさされた痒みを増幅させつつ、くすぐったさを生み出していく。
「あっっあ~~~~あっははははははっははははははは!! かゆっっかゆいいっひひひひひひひっはっはははははは! 背中ぁぁ~~~、やめへぇ~~へへへへへへへ!」
「あたしはもっと酷い事をされたんだよ! お前のせいで! だからお前にも私が味わったくすぐったさを、思いっきり味合わせてやる」 
 恨みつらみを吐きながら、取り巻きの一人がミユの背中を責め続けた。十本の指を立てて、背筋に沿って上下させ、縦横無尽にこちょこちょと這いまわし、背中のくすぐったい部分を指の腹を使って押し付ける。
「ひぁぁっっふひゃあぁっはははははははははっは!! 出るっやめっひひゃああはあっははっははははははは!! 背中やめてぇええええ!! くすぐったいいいいいい!! ひひゃああっはっはっあははははははははははは!!」
 背中から、繊細かつ的確に伝わってくるくすぐたさに、ミユの体は素直に反応し、その口から笑い声を搾り出させる。
「あはっあはははははははははははは!! やめてぇええ!! 漏れる! 漏れちゃうからあっはははっははははははは!! くっくぅぅぅ! くすぐっちゃやぁぁ~~~!!」
「漏れる? あんた、こんな所で漏らすの? 高校生が? うわ、マジ有り得ない!」
 バカにしながらミユの体をくすぐる取り巻きは、ミユのわき腹と腹部を中心に責め立てていた。
「ふひゃはっははははははあっは!! わき腹だめぇえええ!! やめっやめええっへひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! そこっくすぐったいいいいいいい!! ふひゃははははっはははははは!! やっやだぁああああ!! やぁあっははっあはははははははははは!!」
 横ばい状態で上を向いてるわき腹を、ツンツンと突きまわしたかと思うと、こちょこちょとくすぐり回し、そうかと思ったら、指をグッっと押し込み揉みくすぐりをする等して、ミユにくすぐりを慣れさせない。
「くひひひっひひひひぃいいっはははははっはははっははははははははは!! やめっくるしっっくっふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! 助けてぇえええっっへっへへへへ!」
 ある程度わき腹をくすぐり、存分にミユの反応を楽しんだ後、女の手は唐突にミユのお腹へと移り、その指でくすぐり始める。
「ひは!? くっくひゃひゃひゃひゃひゃ!! ひゃっあっいやはははっはははははっははははははははは!! やだ、お腹やだぁぁああ!! ダメ! だめへへへへへへへ!! くすぐったいいいい!! くすぐったいからあああっきゃはっあはははははははは!!」 
 臍周りをコソコソと這い回ったかと思うと、全部の指を立てて、下腹部から胸の下部分へとマッサージするかのように上がっていき、下乳部分まで到達すると、同じような動きで下腹部まで下がっていく。そして下腹部まで下がったら、ミユの最も嫌いな指の腹を震わせて刺激する行動を取り始めた。
「ふひゃはっははっははっはははははは!! ぁぁあああ!! ダメ! そんな所っ震わせちゃやぁぁっみゃひひひひっひっひゃひゃひゃひゃ!! おしっこっ漏れちゃうからぁぁぁっっひゃっははははははははははは!!」
 その責めは、明らかにミユの尿道を刺激し、失禁させてしまおうという意図があるくすぐり方であった。
 耐え難い刺激が下腹部から送り込まれ、彼女の秘所が悲鳴を上げる。それでもミユは漏らすまいと必死に耐え続けた。それは風前の灯ではあったが、それでも現時点では耐え得る事が出来た。だが、それも長くは持たないだろう事を、カナ達は見抜いていた。
「ふっふふふああっはっはっはははあははははは!! くひゃあっっあひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! やめぇぇっ止めてええっへっへひゃっはははははははっははははははは!! くすぐったいいいいいいい!! くすぐったいからああっっくぁあはっっはっはっはははは!! ダメ! いやぁあああっはっきゃっははっはははははあはははは!! で、でちゃうよぉ~~~!!」
「大声でおしっことか、出ちゃうとか叫ぶって、女やめてんのアンタ?」
 そう指摘する取り巻きの一人は、ジタバタと暴れているミユの足を押さえつけるために、横這いになっているミユの向うずねの上、足首と膝頭の中間地点に座り、彼女の足の動きを大きく押さえ込んだ。その時に彼女の下着がチラッとスカートの隙間から垣間見えたが、そんな事はミユにも彼女にもどうでもいい事だった。
「あああっ! そっそんっきょわっははははっははははははははははははは!! あ、あしぃぃぃ! うごかっかひゃひゃひゃっははははははははは!! 動かせない~~っひひひっひひひひひひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 今まで、むやみやたらに足を動かすことで、尿意を誤魔化していたが、足を押さえつけられ、満足に動かせなくなり、もはやそれすらもままならなくなってしまっていた。
 そして、満足に動かせなくなった足は、足をくすぐる取り巻き達の指から逃げる事が出来なくなった事も意味しており、先程までとは明らかにレベルが違うくすぐりを、ミユは自身の体で、堪能する事となってしまった。
「きゃあああはっはははははっははははははははは!! ほぁあはっはははははっはははははは!! ムリっムリィィィっっいははははっははははははは!! こんな激しいのっ無理だよぉおぁああっあははははははははははははははは!!」
 向こうずねに座り込んだ女は、目の前でビクビクと可愛く震える膝頭と向こうずねをくすぐっていた。
「みぎゃはははははははははははは!! あっっあ~~っはははっははははははははは!! やだっそこやだぁぁぁっっやははははははははは!! やぁぁっはははははははははははは!!やだってばぁぁぁっ!!」
 膝頭をそれぞれ二本の指でくるくると円を描くようにくすぐったかと思うと、膝頭を中心に五本の指を立て、徐々に広がっていく動きでくすぐっていく。
「あっくぁぁぁっひぁあっぁぁぁぁぁ!! やぁぁぁっ ふひゃははっははあっぁぁぁ!! かっかゆいいいいい!! くっくひぃぃ……ひひゃぁぁっにゃひひひひひひひ! ち、力がぁぁっぬけるぅぅぅ やめぇぇぇ!」
 膝頭から送り込まれるくすぐりは、痒みを増長させ、ミユの股間へと込められていた力を分散させようとする。その危険な刺激から、なんとか逃げようと足を動かすも、彼女が望む程度には足は動いてくれず、取り巻きの指からは、一秒も逃れる事は出来なかった。
「こっこそばいぃぃいっひひひっひぁぁぁぁ……。こしょばいよぉぉぉっやだぁぁぁっはひゃひゃっっあひぃぃぃ!! あっくぅぅぅぅぅ!!」
 そうした横ばい状態で無駄な足掻きをする彼女を見て、向こうずねに座っていた女は悦に入り、さらなる刺激を味あわせようと、膝頭から向こうずねへと攻撃対象を移した。
「ひぁぁぁっっくひゃあぁあ!? あっあははっっあははははははははははははは!! やだっ! やだっ! やぁぁっっやははっやはははははははははっあははははははははははっ! くすぐったいいいいっ!! くすぐったいよ~~~っっ!!」
 手入れの行き届いた透き通ったかのような白い足。その向こうずねの部分を、女は、爪でカリカリとくすぐる。それはとてつもないくすぐったさをミユに与え、悲痛な笑い声を無理やり口から引き出させる。
「くひゃっははははははははははははは!! ぁぁぁああっあはははははっはははははははははは!! ダメっっダメっんあははっははっははははははは!! 漏れるぅ~~~~!!」
「ほらっ漏らせ! 漏らしな! キャハハ! しっかりと写真に収めてあげるからさ~っいい顔しときなよ!」
ミユが苦しんでる姿を見るのが、楽しくて堪らないっといった風な女の手は、ミユの無防備にさらけ出されている小柄な足裏に張り付き、その指で悲鳴をあげさせんと、徹底的にくすぐり始めた。
「まっだめっそこはっっあっ! あっあ~~~っっあははははっはははははははあははは!! だっはっはははっはははははははっめぇぇえ!! 足の裏はダメぇへっへへっへへへっへひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 足の裏から伝わるくすぐったさから、必死に逃れようと、足を動かす。
 だが、その抵抗は足の裏をくすぐっていた女が、ミユの細い両足首を、強引に片手で掴み、地面に押し付けた事で終わりを迎えた。
「逃げようなんて、生意気な事考えてんじねぇよ。てめえが楽しいくすぐりなんだから、もっと味わいな」
 不適な笑みを浮かべながら、女は動かせなくなったミユの足の裏を、爪を使ってくすぐる。
「やっやぁぁああっははははっはははははははは!! たのしっ楽しくなんかっきゃははっははっはははははははは!! ないよぉぉほっほほほほぁはっははっはははははははははは!! 足の裏はやめてえええええ!!」
 足の裏全体をカリカリとくすぐった後、最も反応が強かった場所を集中的にくすぐる。地面に押し付けられ、ろくに動かす事も出来なくなった足の裏の弱点を徹底的にくすぐられている今の状況は、地獄といっても良いだろう。
「ひぎゃははははははははははは!! あっくぁぁああっははははははははははっはははは!! くすぐったいいいいいいい!! ゆるっゆるしひぇへへへへへへへ!! ひひゃひゃひゃひゃっ! っみゃあああああああ!! おしっこがっおしっこが~~~っあっっはっはははっはひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 くすぐられる時間と比例して上昇していく尿意。年頃の少女に、それを我慢しろというのが、無理な話なのだ。
「おしっこ? 漏れちゃう? そんな物よりもっと恥ずかしい事を味わった私からすれば、些細な事なんだから、甘んじて受けなさい」
ほんの少しだけ頬を染めながら、カナはスカートが捲れてピンクの下着が丸見えの、今正にミユを苦しめてる箇所の付近である太ももをは標的に定め、その長く細い指で、ムニムニとマッサージするかのような動きでくすぐり始めた。
それと同時に、取り巻きたちに、一時的にくすぐりを止めろとも目で指示を出した。
「いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! っふひゃぁぁ……くっはぁぁぁ~~~~!! っやぁぁっはっあははははははっいひひゃはは!!かゆいよぉぉぉ……。ぁはっははっははははあぁぁん!! だっめぇぇ……。それ、だめぇぇぇ! 漏れちゃううぅぅぅ………」 
 取り巻きのくすぐりの手が止まり、カナ一人で行うその責め方は、くすぐりというよりかは、快感を与える責め方と言った方が正しかった。ただし、尿意を必死に我慢している状況で、その快楽責めは、くすぐりよりも辛い責めとなって、ミユの体を襲った。
「くっあっふぁぁぁぁ…………、い……やぁぁ……気持ち良いのっいやぁぁぁ。くっふふふふふっっくっくくくぅぅぅぅ……くぁっくすぐったいのより、辛いよぉぉぉ……ダメっんあぁあ……出ちゃうよぉぉ」
 尿道に溜まる水が、その入り口を開かんと必死にこじ開けようとしているのを、文字通り全身全霊で抑え込み、開かせまいとしているミユの幼い体に襲い掛かる妖しい快感。それも、抑え込んでいる箇所のすぐ側からやってくる刺激に、ミユの我慢が崩壊しそうになる。
「ひっっぁぁ~~~~っふひぃぃひひひひっひぁぁっっあふぅぅう……っむ、りぃ~~~っ! んんん~~~~~」
 それでも、歯を食いしばり、閉じた目からは涙を零しながらも堪え続ける。それでも、限界は徐々に近づいていく。
「ほ~ら、こういうのはどうかしら? くすぐったい? それとも気持ち良い? どっちにしろ変態だけどね」
 楽しそうに言い放ちながら、カナの手は太ももから足の付け根へと向かって、徐々に向かってくる。指を五本立てて、ゆっくりと昇っていき、最中で内股を軽くこちょこちょとくすぐっては、ビクンと跳ねるミユの反応を楽しみながら、足の付け根へと、指は向かっていく。
「っっあっあはははははははははっふあぁぁ……。 あふぅぅうっくくくくっくっくくく! ひぃぃぃっっぅあぁぁぁ……やめぇぇぇ。そこはっだめぇぇえ! きゃふぅぅう」
 ミユの口から甘い声が紡ぎ出される度に、カナの指は付け根へと近づいていく。そして遂に、彼女の下着と肌の境界に位置する場所へと指は辿り着いた。それを右か左へと動かせば、ミユの隠された花園にも触れる事が出来る位置取りである。
 そしてカナは、指を付け根にあてがったまま、
「さて、あんたに問題。今から、ここをあんたの最も嫌いな方法でくすぐったら、あんたはどうなるのかしら?」
 そんな事を言った。
「やっやめ! そんな所、くすぐられたらぁ……私、わたしぃぃ」
「正解は、自分の体で確かめなさい!」
 その言葉を皮切りに、再び取り巻き達の指が彼女の体に群がった。それと同時に、カナも、足の付け根にあてがっていた指を、震わせながら、奥へ奥へと押し込んでいく責め方を行い始める。
「ダメ! 待って! まっっきゃあっははっはははははっはははははははっはは!! いやはっはっははははははっは!! やめてやめてやめて~~~~~!! 漏れるっ漏れるうううううう!! いひゃっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! お願いだからああっはっはははははははははは!!」
 尿道を叩く水がまた一段と激しくなった気がした。それは、尿道を抑え込もうとしていた力がくすぐりによって多重に分散されたからであったが、今のミユにとってはそんな事など些細な違いだった。
「くすぐったいいいい!! ふひゃっはっはははっははぁぁあん! きゃっはははっははっははははは!! ダメっくるぅうううう!! きちゃうっふふふふふふふひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! くぁぁあああああ!!」
 背中を撫でられ、脇の下を這い回られ、わき腹を揉まれ、胸を弄られ、お腹をくすぐられる。
「いやあああっはっははっははははははは!! ヤダああっっきゃははっははっははははははははは!! こんなのやだぁぁっっぐひっひひひひひひっいひひひひっひひゃひゃひゃっははっははははははははははははははは!! いやぁあああぁぁっくあっっふぁあっはっはっはあはははははははははは!!」 
 足の裏を擦られ、向こうずねを引っ掻かれ、膝頭を可愛がられ、太ももと足の付け根を玩ばれる。
「みぎゃぁあっはっはははっははっはははははははは!! きょわっくふっふふふふふふふっっあっあぎゃはっはははははははははははは!! 無理! もうムリぃいひっひやはははっはははははははははは!! 出るっ漏れちゃうううふひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 ここまで何度も叫ぶミユが今まで耐えてこれたのは、奇跡だった。だが、もうあと少しでも力を抜いたら、たちまち股間から恥ずかしい液体が噴出しそうな位まで、彼女の限界は迫っていた。
「ぐひひひっひひゃははっはははっははっははははははは!! お願い! 言うこと聞くから! これからなんでも言うこと聞くからぁぁっはっはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! トイレに行かせてぇぇぇえぇ!! これ以上は耐えられないぃいぃぃぃっひあっははっははははあっははははは!!」 
 最後の頼みと言わんばかりの大声で、カナ達に懇願するも、その要望は当然の如く聞き入れてくれない。
 そして、これで最後だと言う風に、カナは足の付け根をくすぐっていた手を、僅かに中心に逸らせ、ミユの秘め場所をツンツンとつつく用にくすぐった。
「くひっ!? ひひゃはっはっはっはは! ダメッそれダメええええええええ!! やめっおねがっふぁあはっはっははははは! っっあっっくぁぁっ!! んああああああああああああああああッッ!!!!!」
 それが、彼女の我慢という名の門をこじ開ける合図だった。
 秘部をくすぐられ、力を抜いてしまった彼女は、尿の出口を閉める力を失い、僅かな時間を置いて、水によって禁断の出口をこじ開けられた。
 ミユは、それの対抗策を行おうとしたが、水の勢いは尋常ではなく、ミユのそんな思いも纏めて流さんとする勢いで、彼女の股間から溢れ始めた。
 これを呼び水に、今まで延々と貯められていた尿が、我先にと勢いよく彼女の股間から溢れ出し、瞬く間に彼女のピンクのショーツを黄色に染める。
王水は、ミユの太ももを流れ、彼女が寝そべっていた場所に、温もりのある黄色の水溜りを徐々に形成していく。 
「あっああ………。ぁぁあああっっ」
 今まで我慢していた箇所からとめどなく溢れ出てくる王水。それを出し続ける事が出来る快感に、ミユは幸せそうな嬌声を上げ、悦楽に打ちひしがれた。その顔に羞恥や恥辱の色はなく。我慢の開放から来る歓喜に包まれている表情だった。
 閉じ込められ、くすぐられている間、どれだけミユが耐え忍んでいたのかを表すかのように、王水は流れ出ることを止めなかった。
 水溜りは円状に広がっていき、くすぐられて火照った彼女の体を濡らす。鼻を突くような匂いも、今の彼女には気にならず、考えるという事を放棄し、放尿という行為にただただ没頭し続けた。
「うわ! 漏らしたよこいつ」
「高校生にもなってお漏らしとか信じられない」
「我慢もできないとか、マジ子供~」
「見てよこの顔! お漏らししてこんな顔する!?」
「普通恥ずかしがるよね~。それをこんなに喜んだ顔するなんて」
「やっぱりこいつ変態! キモすぎる! 死ねばいいのに」
「くすぐられるのも、お漏らしするのも好きって、人間終わってるとしか思えない」
「人間やめてんじゃない? お漏らしで喜ぶ変態なんだし」
「キャハハ! 言えてる~~」
 王水に浸かっているミユから離れ楽しそうに罵倒を始める女達。だが、それすらも耳に入らない位に、ミユは悦に入っていた。それほどまでに、ミユを包んでいる快感は大きい物だった。
 やがて、時間にして四十秒程の長い長い放尿を経て、ようやくにしてミユは自分を襲っていた痛みのような苦しみの権化を流しだした。
「はぁぁぁ……はぁっはぁっ、はぁぁ…………」
 堪えていた物を全て流しだし、何もかもを吐き出したミユは余韻に浸る。未だに体は快楽に痺れ、満足に動かすことが出来ず、頭はまともに機能しない。
「フフっあんたのその姿、しっかりと写真に収めさせて貰ったわ。ばら撒かれたくなければ、今後一生私達に逆らわない事ね」
 そう言うカナの言葉も、今のミユの耳には充分に届かず、ただの雑音としか捉えられない。
「あんたの尿まみれの体になんか、触りたくないから、今日はこの辺で勘弁しといて上げる。また今度。私達と楽しいことをしましょう」
 その言葉を最後に、カナと取り巻き達は、体育館倉庫を後にした。残されたのは、未だに悦楽から開放されていないミユ只一人だけ。
 それから暫くして、ミユは正気に戻り、自分の行いに恥辱の涙を流し、一人で自分の後始末を行った。
 人がいないのを見計らい、ショーツ一枚の姿のまま、学校の水道で自分の体を濡らし、体に纏わりつく尿を洗い流した。
学校の付属トイレにある備え付けのトイレットペーパーで床を拭き、放尿の跡を消す。
そして、作業が終わり、彼女が家に帰り着いたときは、既に夏の太陽が沈み始めていた時間だった。
親には、友人と遊んでいたと言い、誤魔化した。体中の蚊に刺された箇所は、出来るだけ服で隠し、隠せない場所は素直に咬まれたと言った。
 ミユへの苛めは、未だに終わりを見せない。
 ミユへのロッカー閉じ込め痒み責めくすぐり失禁地獄苛めから数日経過したある日の朝のホームルーム。
 あの悪夢の日から数日間の間、心の傷が癒えるまで親に嘘を付いて学校を休み、心が落ち着いてきたと判断したミユは、三日ぶりに学校に登校した。
 既に体中の痒みも消え失せ、失禁の羞恥からも立ち直りつつあった彼女は、これから、極力カナ達と会わないように行動して行こうと心がけていた。が、その思いは露と消えることとなる。
「ミユ、皆に話なきゃいけない事があるから、教壇に来て」
 という、ミユを虐める対象であり、かつ学級代表のカナの一声によって。
 勿論、この代表という役柄も、権力で獲得した物である。
「えっ!?」
 ミユは、当然の如くカナとは友達関係を結んでない。にも関わらず、自分を呼んだと言う事は、また何かしらの事をさせる腹具合なのだろう。
 彼女としては、断りたい、行きたくない。そう言う思いが先行するのは当たり前だろう。しかし、ミユには弱みがある。数日前、屈辱の校内失禁を十名弱の女生徒に見られ、その時の映像を納められてるという弱みが、ミユが彼女達に事実上逆らう事が出来なくなっていた。
 ミユを苛めていた人物は、このクラスにカナを含めて四人おり、それぞれがミユの事をジッと見つめていた。その視線には、『行かなければ見せる』と、暗に告げているかのような視線だった。
 こうなると、ミユに逃げ道はなかった。どうしようもないといった表情で、おずおずと、クラス全員の視線が集まる中、一人椅子から立ち上がり、前方にある教卓の前へと歩いていく。
 だが、前に出たところで、ミユが話すことなど何もない。ただ言われるがままに立ち上がっただけなのだから。
 気の弱いミユは、遂にはクラス全員の疑惑の視線、もしくは、半ばにやけている表情で見つめられる事に耐えられなくなり、視線を下に向け、自己の防衛を図ろうとする。が、
「ミユ、あなたは私たちになにか隠し事をしてるんじゃない?」
 という、ミユの隣に立っているカナの一言により、反射的に顔を上げる。
「わ、私、皆に隠し事なんか……」
 おどおどと、いわれのない質問に答え返す。そのまま、何もないからという風に、クラス全員の方へと視線を向けた。だが、そこには変な視線でミユを見つめる男子生徒と、何か疑惑の視線を向けている女子生徒の姿があった。
「おいおい、何かあるんじゃねーの? ちょっと人に言えない隠し事が」
 一人の男子生徒がそんな一言を発した時に、ミユはもしかしたらという懸念を持った。
(ま、まさか、私の隠し事って……)
 ミユの顔に焦りの表情が浮かぶ、そして、その疑念を持つのを待っていたかのように、ミユの隣に立っていたカナがここぞとばかりに彼女へ耳打ちをする。
「あんたが数日前に早退して、数日間学校を休んで時に先生に誤魔化した理由はね、援助交際という事になってるのよ。最も、そう言ったのは私だけど」
「―――えっ?」
「ひょっとして、ロッカーに閉じ込められた時の事だと思ってた? 違うわよ、そんな温い事、隠し事でもなんでもないもの」
 話が、全く分からなかった。カナの発した単語が、文が、ミユには何一つ理解できなかった。
「そ、それって、どういう――」
「最初は、誰も信じなくて、そんな事を言った私達が問い詰められもしたわよ。まぁ。そういう名目のあいつらの欲望発散だったんだけど、今は別にいいわ。でも、あんたが数日間学校を休んだ事実、そして、私の社会的力を使って、それを本当の事のようにこの学校に広めさせたわ。あんたの家系には一切伝わらせずにね」
「そ、そんな嘘、広まる訳も、出来る訳も――」
「出来たから、私がここにあんたを呼んでも、誰も不思議がらないのよ。教えてあげようか? あんたの学校での印象。 あんたは誰にでも、それこそ男でも女でも見境なく、金さえ貰えればその体を差し出す女って事になってるのよ」
 小さく耳打ちされたその言葉に、ミユは絶句した。
ありえない。そんな事がある筈ない。そう大声で言いたかった。
 でも、そう考えたら、この視線の意味にも説明がつく。だから、そんな訳ないと大見得を切って言えなかった。
「噂は飛び火し、急速に広まる。学校なんていう狭いコミュニケーションの場なんだから、その速度は尋常じゃないわ。広まった噂には尾ひれが付いて、過大になってさらに広まる。そして、その話にさらに尾ひれがついてまた流れるの繰り返し。こうなるともう止められない。止めたくても、誰もそれを否定する事が出来ない。だって当の本人が学校に居なかったんだから」
 あまりに小さく呟かれる声、けれど、ミユの耳にはやかましいぐらい大きく響き、その声は血液に浸透し、脳に伝わる。
「もうこの噂はいつか噂じゃなくなって、虚の現実となるわ。そうなるともう、私の力でも止められないわね」
 止められない。つまりは、学校の外に話が漏れる。そこまで行くと、ミユが今まで耐えてきた事が、一瞬にして消える。親の耳にも入り、クラスの保護者にも入り、誰からも叫弾され、ミユとその家族は、この地に居られなくなる。居たくても、去らなければいけなくなる。
「…………」

 ミユはその言葉を聞いてから、俯いて一言も喋ろうとしなかった。このまま、ホームルームの時間が過ぎれば、この場から離れることが出来る。そうすれば、少なくとも今からは逃げる事が可能だという考えに基づいての行動だった。しかし。
「私は学級委員長として、隠し事を見過ごす訳には行きません。先生、次の時間、先生の担当教科である数学を、総合の時間と交換してくれませんか?」
 という、この場から絶対に逃がさないとばかりに放たれたカナの言葉に、そしてそれを了承した教師の行動によって、その行動は失敗に終わる。
 彼女の瞳には、涙が溢れようとしていた。


 実の所、学校の教師達はカナの言うことを半分も本気になどしていなかった。
ミユという少女は、優等生の部類に入る人間だ。服装も乱れてなく、規則も守り、成績も良い。そんな人間が援助交際をしているなどとは、思えないし思いたくもなかった。
 そんな荒唐無稽な話をし始めたカナやその友人と思われる人物達に、そんな事を言うもんじゃないと、少しお灸も据えたりもした。
 それでも、半分は信じようという気持ちがあるのは、生徒の意見は聞くべきだという持論を持っていることと、その話を学校中の人間が話していること、そして、最も話を聞かなければならない少女が、数日間休み続けた事が起因する。
「先生、邪魔ですから教室から出て行ってください」
 という辛劣な言葉にも、、真実を確かめようと、この数学教師はカナの言うことを了承したのだ。勿論、逆らったら何をされるかわからないという自分の保守的な考え方もあった訳だが。


「さて、いつになったら喋ってくれるのかしら?」
 教師が退出し、ホームルーム終了の鐘がなって三分ほど経過した時、にえを切らしたカナが、強気な口調にミユに尋ねてくる。
「…………………………」
 だが、ミユは黙り続けた。何一つ真実がない話に頷くのは無理だったし、もし、万が一そんな事をしたと言えば、それこそ終わり、何もかもが終わるからだ。
 逆に、してないと言えば、それこそ全員からの苛めに合いそうな気もしていた。否、カナがそうさせるかもという気持ちがあったから、してないと言うのも躊躇ったのだ。
 ミユは保留の道を選んだ。逃げ続ける未知を選んだ。それが彼女自身を苦しめる判断になるのも知らずに。
「……そう、いつまでも黙っているなら、こっちにも考えがあるわ。みんなこっちに来て」
 カナがクラスの生徒、四十人弱の人数へと問いかけた。
 最初の数秒は、誰も困惑で立ち上がろうとしなかったが、やがて決心したのか、ある一人の生徒が椅子から立ち上がり、教卓へと向かったのを合図に、次々と生徒が立ち上がり、続々とミユとカナの前に群がった。
「な……に、を?」
 ミユの脳裏に、もう二度と経験したくない数々の出来事が思い浮かぶ、自分が何をされたかを、カナから、何をされてきたかを、鮮明に頭に描き出していく。
 それは、今の状況と、限りなく類似していて。
「喋らないなら、吐かせればいいのよ。私たちの祖先がよくやっていたくすぐり拷問という方法で」
 どよめきがクラスの間に沸き起こった。正確には、男たちからどよめきの声が上がった。
 その、彼女にとっては地獄以外の何物でもない言葉を聞いて、ミユは全力で廊下に逃げようと、走り出そうとした。が、走ろうとした先には、それを見越して阻止せんとする、十数人ばかりの男女がおり、逃亡を諦めざるを得なかった。
 諦めたのを確認したカナは、取り巻きの一人に声をかけ、ある物をクラス全員に配らせた。
 その正体は、直径二十センチほどの、羽箒だった。
「この羽は、昔日本で使われていた拷問用の羽を、改良した物で、これで数分体を掃くと、全てを吐いてしまうらしいわ」
 ミユに見せ付けるように羽を揺らしながら、カナはクラスに説明をする。
「いっいや! 私、援助交際も何もしてないです!」
「そんな嘘、もう誰も信じないわよ。さっさと真実を言わないから、こんな目に合っちゃうのよ」
 言いながら、カナはミユの右の二の腕を手に持っている羽でスッとさすった。
「きゃぅ! ふひゃぁぁあ! 」
 甘い声を漏らしながら、反射的に擦られた二の腕を庇う。その妙に艶かしい反応に、男たちは興奮を覚える。
「くっふぅうう…………っんぁあ! やっやめっくぅ!」
 カナは、二の腕が庇われたと見るや、即座に別の箇所へと標的を変更する。
「はぅっ!! はくぅうふふふふふふ!! くひっひひひぁぁぁ! うっ……はぅっ! ぅ…………くはぅっっくぅぅぅぅっ!! やっ」
 変更される度に、ミユの体は電撃が走ったかのようにピクリと跳ね、顔を赤くしながら二本の細い腕で責められた箇所を必死に守る様は、見る物を楽しませた。
「くぅぅ~~~~っっんっっ!! ふぁぅっひはぁぁぁぁ。 んっんふぅうううっ! あん! ひゃぁぁん!!」
 その悩ましい姿に、男たちは欲情を感じる。そして自分の手で、目の前の綺麗な女の子をよがらせたいと考える。
 男たちの手元には、今、彼女を嬲っているのと同じ羽箒が持たされており、いつでも触ろうと思えば触れる状況だった。
そして、これは拷問だと考え、自分の行おうとする行為を正当化しようと目論む。
「ふっふぅぅっ…………っくひ!」
 ミユの誘うかのような甘い声は、男たちの理性を壊し、遂に一人の男が、カナによる責めにばかり気をつけて、無防備になっていたふくらはぎを手に持っている羽で擦った。
「くふぁあ!? あっっっやぁぁああ!」
 予想外の方向から飛んできた刺激に、彼女の声は一段大きく声を上げた。
 それを見た他の男たちは、彼女の悶えさせんと、男の欲望のままに、彼女の体へと羽根を這わし始めた。
「きゃふぅう!!! あっっあああ!! そんなに沢山、きゃふふふっふふっぁあああ!! ひぁぁあああん!! むっりいぃぃいいっっああああああ!!」
 それに連れて、女たちも徐々に近づき、その羽根で彼女の体を意のままにくすぐり始める。
「あっくふぅぅうっ! ひっはっ! ぁぁあああっやっやめええっへっあふぅぅぅああああ!!」
 一気に増大した羽根の刺激により、ミユはより一段と悲鳴のような甘い声を上げて、身もだえ続ける。
「にゃふっ! くひっっ! ん、ん~~~~~~~~~!! くぁっふぁあああ!!」
 羽根はブラウス越しなので、笑い声をだすまでは行かなかったが、圧倒的なまでの数から繰り出されるくすぐりは、彼女の許容量ギリギリを攻め立てる。
「くっぁぁあああっ! ふひっひひひひひひ!! んあっくっひゅぅううっっ!! きゃはぁっ!!」
 ミユは拘束こそされていないが、二本の腕で全ての羽根から身を守ることは不可能に近く、その様はかえって人の嗜虐心を煽る結果となり、くすぐりを強くしてしまう。
「きゃはっっんふっ! やっやだぁぁぁぁああ! 私、なにもっふひぃぃ! 何もしていないっっふはぁぁあ!!」
 援助交際の話しは事実無根だと言いたくても、体中から伝わるくすぐったさの前では、満足に言えず、虚実だと言うことが出来ない。
「くふぅぅううっっ! あっ、あっ、あは! はっあっあ~~~~!! あふぅぅううううう!!」
 無遠慮にわき腹を擦られると、脇を締めて脇の下ごと守る。が、その結果無防備になった、腕を直接撫でられ、ブラウス越しにお腹を触られ、スカート越しに太ももをくすぐられる。
「きゃぁああ! あっっあああああ!! いやぁあああっっ! やっやぁぁっあひっひひ!!! ふぁあぁぁぁん!!」
 お腹周りから生じたくすぐったさに、両手を使って押さえ込めば、今度は空いたわき腹や脇の下に、羽根がもぐりこみ、無造作に撫で回される。
「くふううう!! ひあぁっっ! くっくくくくっっくふぅ~~~~~!! ふひゃぁぁああああ!!」     
 耐え切れず、思わずしゃがみ込んで全身を出来る限り守ろうとするも、羽根は守れない背中や、前面に押し出された向こう脛、しゃがみ込むこ事によって、見えた下着部分と、内股の部分に、羽根が這わされる。
「くひっひひゃぁあ!! あっっあひゃあああああん!! そ、んなとこっ撫でちゃだっんふふふっふふふ!! だめぇぇぇ!! んっんふぅぅう~~!!」
 一瞬だが、敏感な所をくすぐったい羽根で撫でられ、官能的な声をミユは上げた。その刺激に耐えられなくて、体を持ち上げ、再び立ち上がるも、羽根の洗礼は収まらない。
「くふっふふふふ!! ふぁぁぁあああっあ、あ、ああああああああ!! やだ! もうやだよおっっあっひひひっひっっあひいい~~~~~~~!!」
 ふるふると体をくねらせる動きは、なんとも扇情的である。そしてその体が揺れる度に、彼女の豊満な胸が前後に振るえるさまは、男たちを楽しませ、女たちの嫉妬を煽り、結果、羽根の動きが激しくなりくすぐったさを増加させる。
「ぐひひっ!!くっくくっくくくっくくく!! うっくくっくくくくくくくう~~~~~~~~~!! ふっふふぁあああああああ!!」
 歯を食いしばり、喘ぎ声を出さないように懸命に努力するが、羽根の猛攻はそれを簡単に打ち破る。
「やっやめええええ!! もうやっっやはああああああああ!? あっあ~~~~~~~!! ふひゃぁぁあああああああああ!!」
 体の至る所にくすぐったさが襲い掛かり、羽根が触れる毎に手が反射的に庇おうとするが、庇った場所とは別の場所から直ぐにくすぐったい刺激が訪れ、彼女を延々と責め立てる。
「ひゃぁぁああああ!! あっふっっくぁあああああ!! っくぁっああ、んんんんんん!! ふひ! はああああああああああっ!!」
 胸をくすぐる手から庇おうとすれば、今度はお尻から羽根の感触が届く。割れ目に沿って撫でられたり、丸を描くようにお尻の両側をくすぐられる。
「ふぁあっっあっああああああ!! やん! きゃはあぁ!! い、いやぁぁぁぁぁ!! やっっあん!!」
 それを守ろうと手を後ろにやれば、今度は股間へと羽根が接近し、その細くて適度に硬い毛先で彼女の敏感な部分を撫で上げる。
「きゃふうううううう!? そっそこっふぁぁああああ!! んはっはぁっぁぁんん!! え、えっちぃぃぃ!!」
 スカート越しであっても、充分に女を刺激するには十分な責めが、彼女の体を駆け巡る。
 その刺激から逃れようと両手で股間を押さえつけると、無防備な上半身が責め立てられる。
「いひゃあああああああああ!! そ、そこもだめぇええええっ!! やっっやぁあああああああ!! きゃぁぁぁああああ!!」
 そのくすぐったさから守ろうと、上半身をくの字に折り曲げれば、背中や下半身からくすぐり責めが到来する。
「きゃふううううう!! ふぁっぁああああああああ!! いやぁっいやああ!! くすぐったいっっくっはぁああ~~~~~~~~~~!!」
 羽根が触れれば嬌声を上げ、身悶えし、淫靡なダンスを踊り続ける。くすぐったさに耐えるのも、限界に近づきつつあった。
「やだっっもうっんふっふふっふふふ!! ふひゃああああああああ!! あ、あっっあはっはぁ~~~~~~~~~~!! やだぁぁぁぁっぁあああああ!!」
 体を動かせるのに逃げられないことが、ここまで辛いものなのかと、ミユはその身をもって知った。
「あっふぁぁあああああ!! っっくっくひひっひひひひひ!! ひっひぃ~~~~~っっぁ~~~~~~~~!! やあぁぁ!! やめぇぇええええ!!」
「やめて欲しいんなら、さっさと白状しろよ。自分は援助交際しましたって」
 太ももをくすぐりながら男は言い放つ、だが、それを了承することはどうやってもミユには出来ない。
「い、いえなっっんああああああ!! だめっそれだめっっく、ふぅ~~~~~~~~!! あっやっっふっふぁっふふふふっぁあああ!!」
「ふ~ん、ま、それならそれで楽しめるから良いんだけどな」
 男は、太ももがガードされたと知るや、責める場所を膝頭へと移し、ミユを悶えさせる。
「はひっぃ!! は、はぁぁぁぁぁ~~~~~~~ん!! あ、ふぁ~~~~~~~~!! やっっやぁああああああ!!」
 上気した頬から漏れ出る官能的な声は、男の性を嫌でも刺激し、もっと声を絞り出さんと、男たちは、胸や股間、お尻といった、性的興奮を覚える箇所への責めを集中させる。
「くひゃぁあああぁん やっっひぃぃぃん!! んぁああっっくあぁあああああああ!! そ、そんなとこ、ばっかりぃぃぃいっっ!! やぁぁあああ」
 女を感じさせる場所への集中攻めに、ミユの体は熱さを伴った。二本の手では、どこか一箇所をも守れない、また、局部ばかり守っていると、体をくすぐる羽根の猛攻を抑えられない。そんな悪循環に彼女は襲われた。
「はぅっはぁぁぁっぁっぁぁぁ! はぁ~~~ぁぁん!! いやぁぁぁあっっやめっっやぁぁぁぁぁ!! えっちぃぃぃぃ!! くふぁぁぁっあっぅああんん!」
 顔を真っ赤にさせながら悶え狂う彼女の姿は、誰が見ても扇情的で、攻め手を楽しませる。
「くあっっくっふっふふうふぅぅうう!! きゃはぁぁぁっっはっっくひっひひひひひ!! んぁっんんんんん~~~~~~~~~!!」
 くすぐったい箇所を責める女子と、性感帯を責める男子、見事に構図が分かれた格好となった。
「ねえ、そろそろいい加減吐いたら? そんなに悶えていると、このままだと男子、あんたを犯しちゃうかもね」
 耳を羽根でくすぐりながら、そうカナは呟いてくる。その呟き声すら、今のミユにはくすぐったく感じてしまう。
「きゃふぅ!? っふっふっふふぁぁぁぁあん! そんなことっいったってぇぇぅっふはぁあああっぁぁぁああん!! くっくくぅうぅぅぅぅ!! ふっひひっひひひひひ!!」
 親にだけは自分が苛められてるのを知られたくない。その上、この事を親に知られたら、引越し騒ぎになってしまう。だから、ミユは嘘の真実を認めるという選択肢を持てない。
「そろそろ許して欲しい? くすぐったいのから解放されたい?」
「っっくっくっうふふふううふふふっふふふふ!! ふぅぅぅん~~~~!! か、かいほう、されたいぃぃいぃぃぃっっくぁぁぁあああんんん!!」
「なら、今から私の言うことをやりなさい。そうすれば、解放してあげるし、先生にも適当な理由を言って誤魔化してあげる。やる?」
「やるぅぅぅっふふふふふふふふ!! くっぁぁあああん! ひひゃっっはぁぁっ! ぁっいやぁぁぁあん!! だめぇぇええっっ! んはうっ!」
 突然出されたカナの提案に、一も二もなくミユは食いついた。
「じゃあ、今から、上着全部と靴下を脱いで、手を頭の上にして組みなさい。そして、その状態で二回その場で力強く回りなさい。目安は、そうね、一秒間ショーツが丸見えになるぐらいスカートを広げさせるぐらいね。それを連続で二回やれば、許してあげるわ」
「そっそんなっくひぃぃいっっ!! いやぁぁぁああん!! はぅうっっふふっふひゃぁぁっぅ!! あひっひひひぃぃぃいいん!! そんなぁああああ!!」
 だが、カナがそう簡単に彼女を解放する訳もなかった。それでも、平穏を手にするには、それを受けるしかなかった。
「やっっやるぅぅふふふっふっふふ!! やるよぉぉ! くぁぁあ! ん~~~~~~~!! ふぁぁっぁあああん!!」


「うっっうぅぅ…………………」
 あの後、一時的にくすぐりから解放されたミユは、カナの要件を満たすために、クラス全員が見つめる中で服を脱ぎ、上は裸、下はスカートとショーツのみの格好になった。
 羞恥でどうにかなってしまいそうだったが、そこをなんとか堪え、たわわな胸を庇っていた腕を頭の上に組む。
「くっっううううう……………」
 男たちの胸や体に突き刺さる視線にミユは怯える。
 この後、自分は男子が見ている中でスカートを広げさせなければならない。そう考えると泣きそうになったが、それをしても誰も許してくれない事を知っているミユは、体を真っ赤に染めながらも一回転しようと、足に力を込めた。だが、
「さぁ、みんな彼女の体に羽根を当てて。動かしたりするのは駄目よ」
 という、カナの一言により、足の力が抜けた。
「えっそれって、どういう……」
 事っと聞こうとしたミユだったが、聞くよりも先に、実証されるという事で、彼女の疑問は解決に導かれる。
「はうぅ!! はっはぁ! んひゃぁ!!」
 ミユを取り囲むように、上は首から下は足首まで、至る所に羽が突きつけられた。
 その刺激に、ビクビクと体を弾けさせながる。
「さぁ、回りなさい。自分から羽に当たってくすぐられながら、ショーツを見せびらかしながら、恥ずかしく女の恥のように回りなさい。そうそう、くすぐったさや恥ずかしさに耐えられずに、しゃがんだり座ったり、手を降ろしたりしたら、罰ゲームだから」
「うっっうぅぅ……そ、そんなぁっ…………」
 やっぱり、普通の事をやらせれる訳がない。そうミユは痛感した。
 だが、やらなければ、自分に明日はない。つまり、やれば明日が見える。その思いだけを糧に、ミユは足に力を込めた。豊満な胸が大きく震え、花弁のように彼女のスカートが舞い上がり、隠されていた下着が公衆の前に晒される。その美しくも淫靡な姿に男たちの視線がそこへと釘付けになる。そして、
「ん! くぅあ!? はっはぁああああああああああ!!」
 くるりと、華麗なターンを回る彼女の柔肌に訪れた羽箒の感触に、ミユは艶やかな悲鳴を上げた。素肌に直接送り込まれたその刺激は、先程までの服越しに撫でられていた物とは比べようもないくすぐったさであり、堪えるという事が出来ない程であった。
「はっっはぁあ、はぁっはっはははっははは!! あっあああ!!」
 体に電流が走ったかのようにビクリと悶え、甘い嬌声を上げつつも、なんとか腕を下げずにミユは回転した。
あともう一回だけ回れば、全てが丸く収まる。そう考えて、ミユはくすぐったさに息を切らしながらも、襲い掛かるくすぐったさを覚悟しながらも、足に力を込めた。
「……パンツが一秒以上見えてなかったわ。やり直し」
 カナの一言によってその力は、なんの意味ももたらさなくなってしまった。
「そ、そんな、ちゃんと私、回った……」
「回るだけじゃなくて、パンツを一秒以上見せないといけないの。さっきのは見えてなかったわ。みんなもそう思うでしょ?」
 そのカナの問いかけに、男、女問わずその通りだと言う声が響く。
「ほら、みんなが言ってるんじゃしょうがないでしょ? あと二回、しっかりと回りなさい。くすぐったいのが嫌いならね」
「うっ……あぁ…………」
 嘘かもしれない。カナの言っている事が嘘で、クラスの全員が自分の痴態を見るために、話を合わせたのかもしれない。
 しかし、本当に一秒経過してなかったかもしれない。そう思考すると、無闇やたらに反論しても駄目だという考えが、ミユを戸惑わせた。
「ほら、さっさと回りなさいよ。でないと……」
 反論するかしないか考えていたミユの耳に、カナのそんな声が聞こえてきたかと思ったと同時、わき腹に接触していた羽が突然上下に動き出し、どうしようもないくすぐったさが襲い掛かってきた。
「くひゃ!? ふひゃっっあひゃひゃひゃひゃひゃ!! なっなん、なはははははっははははははははははは!!」
 思いがけず飛んできたくすぐったさに、ミユは身をよじりながら可愛く笑い転げる。
「一回回ってから、五秒以内にもう一回回らないと、今みたいに羽を動かすわよ」
 逃げるわき腹を執拗に羽で追い回しながら、カナはミユに告げる。
「わかっわひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! わかったからぁぁああ!! とめっとめてへへへっへへっへへへへ!!」
「あんたが回ったら、羽を止めてあげる。次に五秒以上止まったら、今度は全員の羽が動くから、覚悟しといた方がいいわよ」
「そっっそん! くぁああっははっははははははははあははは!! まわるっまわるからぁぁあああああ!! くすぐったいいいいいいいい!! ひはぁああああああ!!」
 ミユに、逆らうという道は、残されていなかった。


「ふぁっあははっあははははは! ああああああああああん!! ふひゃうううううう!!」

「あはぁああああああ!! いやぁあああ~~~~!! きゃふぅう! っひゃぁはああああ!!」

「はぁっはぁああああああああああ!! くすぐっった! ふひぃいいいいいい!!」

「やっっやああああんっっ! にゃひっひひひゃはははっっくはぁ~~~~!!」
「きひゃっはははは! くぁっふぁん! あん! ひっひきゃああああああん!!」

「くぅっっくぅうううっ!! ふひっひひひひゃひゃっっひひゃあっっ!! やっっやぁぁ!」

「んふっんっん~~~~~~~!! ぁぁっ!? だっっだめええええええ!! あっああああああああ!!」

「もうっもう~~~~!! んあああああああああ!! きゃっっきゃはあああっははは!!」
 ミユが回った回数は、既に十回を超えていた。それでも、ミユは未だに解放されていなかった。
「ほら、また一秒見えてない、やり直しね」
 どれだけ頑張っても、カナのこの一言で全てが意味の無いものになっていた。
 結局の所、カナにミユを解放する意志などない。彼女が苦しむ姿を思う存分堪能して、楽しんだら、彼女の噂を広げさせ、どこにも居場所をなくさせるのが、カナの思惑だった。
 それをひっくり返す手段を、ミユは持ち合わせていない。つまるところ、ミユは既に、全てを失っていたのだ。彼女自身がそれを知らないだけで。
「くふぁあああああ!! っぅくひいぃぃ~~~~!! んぁああああああああ!!」
 それでも、訪れない解放を願って、ミユはカナの思うとおりに何度も回り続けた。
 その度に襲い掛かる決して慣れる事の出来ないくすぐったさに、ミユは声を上げて悶え狂った。
 脇の下から、背中へと動く羽の動きに翻弄され、胸の突起を掠める羽に悩ましく反応し、腹部とわき腹、そして背中の三箇所を同時に責め立てる羽に体をのけ反らしながら悶える。
「ひきゃっ!? くぁああ!! ひはははっはははははは!! やぁぁあああ!!」
 脛とふくらはぎを同時に責められては、足がガクガクと痙攣し、太ももを責めようとする羽に、笑い声が吹き出し、スカートが捲れるのを見越して股間に配置された羽によって、股間やお尻といった敏感で恥ずかしい場所を刺激されては声を詰まらせ、その都度甘い声を上げる。
「きゃ! はっはぁぁぁ!! ふっぃひゃはははっははぁぁん! ぐっっいひぃ~~!」
 故に、十回にも及ぶ羽の洗礼に耐え切れず、組んでいた腕を離して体を覆ってしまったのも無理はなかった。ミユは、回り続ける事の疲労とあまりのくすぐったさに反射的に手を降ろしてしまい、胸の前で腕を交差させ、身を縮める事によって、くすぐったさを緩和した。
 だが、それは、やってはいけない禁断の行為であった。
「……腕を降ろしたから、約束通り罰を受けないとね」
 感情の篭ってない声でそう宣言したカナは、しゃがんで息を整えていたミユを床に押し倒し、彼女の細い両腕を膝で押さえ、彼女の腹部に前のめりの状態で跨った。
 これで、ミユは上半身を守る手段を失った。カナをどけようと足を動かしても、足の届く位置にはカナはいない。そうして抵抗の出来なくなったミユの素肌に、拷問に使用していた羽を存分に這わし始めた。
「くひゃ!? あっぅあぁははっははっははははっははははははははは!! やめっやめぇえええへっはははっははっはっはっははははははっは!! いや~~~~~~!!」
 その羽の刺激に、ミユは一瞬も耐えることなく口から笑い声を吐き出し始める。素肌に襲い掛かったそれは、服を着ていた時に送られていたくすぐったさよりも、数段上の刺激であった。服越しに何十本も責め立てられるより、一本の羽が素肌を責める方が、彼女にとってはくすぐったかった。
「いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! あっっあぁああっははっはあっはははははははははははははは!! はなっはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! 離してええええっへへっへへっへひゃひゃははっははっはは!!」
 羽が彼女の白い肌を撫でる度に、敏感なミユの体は律儀に反応し、悩ましく体を揺らしながら身悶える。
「くすぐったぁ~~~い!! やだっやっぁあっあははっはっははっははっはははははははははは!! やだぁ~~~~ははっははははははっははははははははははは!! くっくるしっっひひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! くるしいいいいいいい!!」
 肌から伝わる耐え難い刺激から何とか逃れようと必死に体を動かすが、腕はカナの膝に敷かれ動かす事が出来ず、今責められている上半身を守る事が出来ない。
「ふひゃああはっはっははははははははははは!! はねっはねがぁああはははっははっははっははははははは!! やっやはぁぁあああ!! いやああっははははっはははははははははは!!」
 ならばカナをどかそうと、足を振り上げ、カナを蹴り落とそうとするが、カナは足が決して届かない位置に鎮座しており、ミユの行動はただ無残に下着を見せびらかすだけに留まる。
「えひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! し、死ぬうううっふふふっふふふふふふふふふっひははっはははっははっははははは!! 死んじゃううううひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
「一本でこれだけ騒いでたら、今から身がもたないわよ」
 ピクピクと逃げ場を求めて動く腹部を、無駄だと言わんばかりに手に持っている羽で責めながらそうカナは呟いた。
送り込まれる笑いの衝動に苦しみながらも、僅かに残っていた思考能力で、ミユはその意味を理解していく。
「まっまさっっきゃはああっはははははははははあははああははははは!! いっいやああ!! あんなのっっあんっんひゃあああっははっははははははははははははははははあっは!! たえらえないぃいいいっいひゃひひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 一本の羽の刺激で既に一杯一杯の状態で、何十本もの羽の責めに耐えられるとは思えなかったミユは、彼女にあるかもしれない僅かな慈悲に賭けて、笑い声で何度も途切れさせながらも、精一杯懇願した。
「そんなの、私が聞き入れると思ってるの? だとすると、相当おめでたいわよ、あんたの頭」
 その一言の後、クラス全員がミユの体へと集まり、思い思いの方法で撫で始めた。
「っっあぎゃっぎゃははっははっははっはははははははははは!!! やだっやだあっはははははっはははははははははははは! ぐぎひひひひっひひっひゃははははははっはははははははは!!」
 およそ四十本以上の羽に可愛がられる事となったミユは、その人外のくすぐったさに下品な声を上げながら笑い出した。
「くっくしゅっくしゅぅううふっふふふふふふふっふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!! くしゅぐったいいいいいいい!! たっったしゅけへへへへっへへっははっはっははははははははは!!」
 ミユは一心不乱に暴れた。足をがむしゃらに動かしてくすぐったさから逃げようと必死に動かした。しかし、上半身はカナによって既に満足に動くことが出来ず。暴れることが許されていた下半身も、太ももと膝、そして足首の三箇所を三人の手によって押さえつけられた事で、終わりを迎える。
「ぎひゃああっ!? あっあああはははははっははっはははっはははははははは!! うっうごかっぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! 動かせない~~~~~っっいひゃひゃひゃっはっはっはははははははははははははは!!」
 そして、完全に動くことが出来なくなった下半身に、二十本近い羽が殺到し、彼女の体を存分にくすぐりにかかる。
「やだっやぁぁああっははっははっはははははははははははははは!! ひぎゃはっはははははあははははあはは!! あっあしがぁああああっはっはっははははははははあはははは!! いやあああああああああッ!!」
 動かせない事の辛さを、体で味わい始めるミユ。痣の無い綺麗な足から伝わるくすぐったさは、耐えることを許さなかった。 
「ああはっはははははっはははははははは!! いや! いや! いや! いやぁあああっははっははっはははははははっはっはははははははは!! こんなのっむりいひっひひひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! いやああああああああああ!!」
 一人は暴れているミユの足首を片手で押さえつけ、もう片方の手で起用に靴を脱がし、何人かが羽を使って足の裏を責める。
「ぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! いっっいやあははっははっははははははははははははははは!! ひゃめぇええ!! ひゃめへぇぇっははっははははははははははははははははあは!!」
 なんとかしてこの責めから脱しようとクネクネと轟く足の裏を容赦なく羽で責め続ける。グリグリと捻りながら、コソコソと土踏まずを撫でながら、フサフサと指の間をのこぎりのように往復しながら。そして反応のいい所を、徹底的にくすぐっていく。
「ふぁああっはっはははあはははははははははは!! だめっぜんっぷひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! いやあああああああっはっはっはははははははははははあは!! 全部ダメえええっへへへっへへっへひゃはははっははははは!!」
 何人かは動かせない向こう脛から太ももまでを何度も羽で行き来しながら責め抜いていた。脛の骨の部分をなぞるように、太ももをこね回すように、いやらしくくすぐる。
「ひゃぁぁああはっははははは!! ひゃめぇえええ!! もうひゃめへっへへへっはははっはははははははははは!! ひひゃぁぁあああっはっははははははははっははははははははは!!」
 段々と呂律が回らなくなってきたミユに、別の箇所からも羽のくすぐったさが襲い掛かる。
 股間をなぞり上げ、下腹部を羽の中心部分でこすり、臍に羽の先端を差し込み、ドリルのような回転運動を始める。
「ふひゃぁああっははっははっははははぁぁん! きょわっっひぎゃはっははっははっははははあははははははは!! らめぇえぇええ!! りゃははっはっははっははははははあははははは!! らめへぇぇえええ!!」
 性感帯を弄られ、快楽を覚えるも、その上から覆いかぶさってくるくすぐったさに全て塗りつぶされ、くすぐったさに変換される。
「くぁああっははあはっはははははははははっははははは!! やらぁぁああああ!! くしゅぐったいの、もうやらぁぁっっあひゃひゃひゃひゃっひゃひゃひゃ!! ひぎゃはっははっはっははははははははあははははははははは!!」
 腹部を自由に弄られ、わき腹を上下にくすぐられ、わきの下に潜り込まんだ羽が、無茶苦茶に動き回り、ミユをのたうち回らせる。
「ひひゃぁぁはっはっはっははあはははっはははっはははははははっはっはははははは!! きっきがぁああはっはっはっはははっははっはははは!! くるっっひゃぅううっふっふひっひひひっひひひひひひっひひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ぁあああああああああ!!」
 全身をくすぐる四十本余りの羽、それは、ミユの気をおかしくさせるには、十分な量だった。
 元々、拷問用に作られていた羽を改良させた物である。一本でも絶大な効果を得られるそれを、何十本も体に這わされる苦しみは、くすぐられている当人であるミユ以外にはわかりそうもない。
「ゆるっっゆるうふふふふっふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! もうゆるひてくらひゃひゃひゃいいいいっひゃっはっははっははははははははは!! ぐじゅぐっだいいいいいいいいい!! ふぁぁぁああっはっはっはっはあっはははははははははははは!! あっっひあぁああああっっっはっはっはっはあはっははははっははははははあははははっははあははは!! あ、あっああ~~~~~~~~ッ!!!」
 そして、ミユは自分の体に感じるあまりのくすぐったさに、けたたましい悲鳴を上げた後、力を失い気絶した。
 ビクビクと余韻を噛み締めるように痙攣しながら力なくうな垂れる姿を見て、ようやくカナは手に持っていた羽でのくすぐりを止め、ミユから離れた。
 それを見て、クラスメイト達も順に離れていく。
「結局、あんたは吐かなかったわね。黙秘したって事は、援助交際を肯定したって事でいいのよね?」
 そうカナは聞いてみるも、当の本人に意識は無く、彼女は夢の中でもくすぐったさの感触に翻弄されているのか時折ピクンと体が跳ねるだけで、返事を返そうとはしなかった。
「そう、それも黙るのね。フフ、まあいいわ。先生たちには、本当の事だって伝えてあげる。これであんたの楽しい学校生活は、ここでお・し・ま・い」
 笑みを浮かべながら、カナはそう呟いた。
 これで、カナによるミユへの苛めは終わった。しかし、それはミユにとって、なんの幸運ももたらさない。代償に、ミユは全てを失ったのだから。
 


あとがき

はい、ここまで読んで下さってありがとうございます。

これで前篇を含めたすべての話を一つに纏めて掲載する事ができました。

この作品、いずれ統合しようかなとは思っていたので、今回の前篇消失は良いきっかけになったんだと思ってます。思っちゃダメなんですけどね。

そして、全てを合わせた原稿用紙枚数は、驚愕の42枚!

短編小説一本分の長さだ……そりゃ時間かかるわね。

では、もう言う事もないので、今日はこの辺で失礼します



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